家族4人で無印良品の家の平屋を建てた事例があった
生活雑貨に服飾品、家具、家電・・・と幅広い品を手がける無印良品。
実は、住宅も販売していることをご存知でしたか?
無印良品の家は、同社ならではの「シンプル」かつ「機能的」をコンセプトとしたコスパの高い家。
人気の平屋も手掛けており、「無印良品の家の平屋で、無印の家具・雑貨に囲まれて暮らしたい」と、うずうずしている“ムジラー”さんたちが急増中なのです。
無印良品といえば、無駄のないシンプルなデザインが定番。
「無印良品の家」も例外ではなく、さりげなく光るオリジナリティで大手ハウスメーカーとの差別化を成功させているようです。
無印良品の家で安く家を建てようと思うと、坪単価が45万円からの家がお値打ちです。
平屋を建てることも可能ですが、その場合坪単価は高くなってしまうので注意しましょう。
それでも他のハウスメーカーと比較するとそこまで高いという印象はありません。
平屋なら、2階へ上がるための階段という負担がないので、子どもが独立してから家を建てたいという夫婦にオススメです。
老後のことを考えても階段の上り下りはない方が良く、住む人数が少ないことから平屋でもそんなに広い土地は必要ありません。
価格は35坪の平屋を50万円の坪単価で購入したら本体価格は1750万円。
後は、2階がないとベランダなど洗濯物を干すスペースがないので、中庭を作ったりする外構費をおさえておきましょう。
こじんまりとしている代わりに、設備にお金を使えば住み心地は良くなると思います。
無印良品の家の公式サイトに掲載されている「木の家 Case1」のプランバリエーションは、「夫、妻、長女、長男」の家族4人暮らし。
掲載されていたのは2階建てのプランだったのですが、「これが30坪の平屋だったら・・・」という発想で間取りのイメージを膨らませてみました。
このプランのポイントは「光と風と、家族の気配をいつも感じていられる」という点。
まとめてみると、
- 南側の大きな窓からは、夏には涼しい風が、冬には温かな日差しがふんだんに取り込まれる
- 個室も吹き抜けを挟み、緩やかに仕切られているだけ
- 食事も、遊ぶのも、眠るのも、いつも一緒に感じられる家
といった間取りとなりますので、平屋バージョンなら、このような間取りはどうかな?と思います。
約18帖あるLDKには大きな窓を設置して、光と風をふんだんに取り込めるように。
家の真ん中の廊下は、できれば天窓を付けて光と風をふんだんに取り入れられるようにして、ホスホクリーンなどを設置して洗濯物を部屋干しできるようにしたいです。
これだけ広いので、大きめの書棚を置いて「ファミリー図書館」的な感じにするのもオシャレでしょう。
子供部屋は、幼い頃は大きく一部屋として使い、小学校の高学年くらいになったら無印良品の家ご自慢の「インフィル」で仕切ってみてはどうでしょうか。
リビング隣の寝室も、基本的には「夫婦の寝室」としていますが、子供が小さいうちはみんなで雑魚寝というスタイルが良いかもしれませんよね。
上記イラストの30坪の平屋ですと、家族4人それぞれの個室を設けることができます。
家族が緩やかにつながりつつも“個”の空間も確保できるというのは、ある意味では家づくりの理想形ではないでしょうか。
一方で、客間を作ろうとするとちょっと手狭になる面積でもあります。
LDKをちょっと削って一画に小上がりの畳スペースを設けるか、パパの書斎や夫婦の寝室を縮小するか・・・という感じになりそうですね。
そこは家族で話し合って妥協点を見つけるしかありません。
また、無印良品の家のアピールポイントである「緩やかなつながり」というのも、時には家族関係にマイナスの作用をもたらしてしまうかもしれませんよね。
先ほどのイラストでいうと、キッズルームが隣り合っていることが勉強に集中できない原因になったり。
そのような場合は、パパの部屋と位置を入れ替えるなど臨機応変に対応できるのが理想的かと思います。
一応、イラストでは「北西は出世運を司る場所」という風水の考え方を参考にしてパパの書斎を北西の方角に儲けていますが、状況次第では入り替えも必要ですね。
間取りは将来的なこともよく考えて決めるべきです。(そして、可変性のある間取りが理想!)
平屋で敷地面積が限られており、家族全員に個室を設けるのが難しい。
それなら、こんな感じで“個”になれるスペースを設けてみるのはいかがでしょうか。
こちらは、無印良品の家 中津店さんの公式インスタグラムに掲載されていたモデルハウスのワンショットです。
寝室のクローゼットの一角に、シンプルなデスクとチェアを。
パソコン作業や読書に集中するにはちょうど良いスペースではないでしょうか。(広すぎるのもかえって落ち着かないですし)
顔を上げるとそこには窓があり、空を見て気分をリフレッシュしたり季節の移ろいを感じたりできます。
私だったら、窓辺には観葉植物や好きな香りのルームフレグランスなどを置いて自分だけの癒し空間にしたいですね。
あえて本棚などは置かないほうが、モノが増えることもなく常にスッキリ片付いた状態をキープできそうです。
ベッドからちょっと離れたところにあるので、「寝る前にちょっと仕事をしたい」「でも、ふとんに入ってしまうと寝落ちしてしまうし・・・」という方にちょうど良い配置。
窓の方角にもよりますが、東側に窓があるなら朝日が入りますので体内スイッチをONにすることができるでしょう。
朝活で生活にメリハリをつけたい!という方にもオススメのレイアウトです。
無印良品の家の坪単価は約65万円/坪から。
公式サイトにもあるように、商品ラインナップはシンプルに3つです。
大きな吹き抜けが印象的な「木の家」。(坪単価67万円~)
三角屋根が特徴的な「窓の家」。(坪単価68万円~)
出典:無印良品の家 公式サイト「窓の家」
そして6つの部屋を組み合わせて作る「縦の家」です。(坪単価78万円~)
平屋を建てることも可能ですが、その場合坪単価は高くなってしまうので注意しましょう。
それでも他のハウスメーカーと比較するとそこまで高いという印象はありません。
平屋なら、2階へ上がるための階段という負担がないので、子どもが独立してから家を建てたいという夫婦にオススメです。
老後のことを考えても階段の上り下りはない方が良く、住む人数が少ないことから平屋でもそんなに広い土地は必要ありません。
価格は35坪の平屋を67万円の坪単価で購入したら本体価格は約2,345万円。
平屋の場合は基礎や屋根部分が広い分だけ坪単価も高くなるので、仮に70万円/坪になるとすれば2,450万円です。
後は、2階がないとベランダなど洗濯物を干すスペースがないので、中庭を作ったりする外構費をおさえておきましょう。
こじんまりとしている代わりに、設備にお金を使えば住み心地は良くなると思います。
平屋の事例は数が少ないのか検索してもなかなか出てこないのですが、例えばこちらのブログに掲載されているのはまさに平屋の新築物件。
⇒ 無印良品の家 浜松北店ブログ
見学会は好評だったと記されていますので、やはり無印良品でも平屋へのニーズは高いものと思われます。
商品として「平屋に特化しています!」と謳っている商品はないのですが(2019年4月現在)、実際に建てた方のブログなどを参考にすると「木の家」の平屋バージョンがあるんですね。
注文住宅は自分たちで好きなようにオーダーメイドできますが、ハウスメーカーによっては家の構造上不可能だと言われるものが多かったりします。
その点無印良品の家は自由度が高く、家を建てた後でも壁を取り払ったり逆に付けることができるのがメリットです。
これはSE構法と呼ばれ、長く同じ家で暮らすには嬉しい建て方です。
⇒ 株式会社エヌシーエヌ「SE構法とは」
強度がハッキリしている集成材の柱と梁を「SE金物」という特別な金具で接合するというこの方法は、地震に対する強さを“数値で”証明できるという点が強み。
こちらのサイトでより詳しく解説されていますが、「強さ」と「自由度」を併せ持つ画期的な構造なのです。
また、無印良品の家で特徴的なのはシンプルな家作りです。
内装は木目をアクセントとしたナチュラルテイストが人気です。
壁や床がシンプルな分家具が主張できるので、家具選びに楽しい時間を割くことになるでしょう。
全て無印良品の商品にして合わせる方法にすれば統一感のある”いかにも無印良品っぽい”仕上がりに、あえて家具を目立たせるために色を入れれば楽し気な部屋になります。
家具から壁紙を選ぶという発想でも良いと思います。
群馬県のカンパーニャ嬬恋キャンプ場に無印良品がプロデュースしている「家具の家」という宿泊施設があるのですが、こちらのサイトは家づくりのヒントになりそうですよ。
出典:無印良品キャンプ場 カンパーニャ嬬恋キャンプ場 家具の家
まさに平屋の建物なので、空間の使い方やインテリア、家具の選び方など参考にしてみてはどうでしょうか。
4人家族(大人2人、子供2人)で宿泊すると1泊で59,400円もしますので、そう気軽には宿泊できないかもしれませんが、家づくりの勉強も兼ねて家族でキャンプ!というのも良い思い出になりそうです。
家を建てる上で重視したいのが、まずは毎日使う浴室です。
お風呂はササッと済ませてしまうという人でも、掃除のしやすさを考えればそこはチェックしておきたいのではないでしょうか。
無印良品の家の浴室は、オリジナルを選べばかなり面白いです。
というのも、無印良品のシャンプーやリンスにぴったりサイズの置き場所を作ってくれるからです。
家を建てる時に、使うシャンプーに合わせてお風呂を作るなんてハウスメーカーは他にないのでは?
これは無印良品が家だけでなく生活用品も幅広く扱っているからこそできる技でしょう。
バスルームは気に入ったけど購入したものとサイズがまちまちになるなんてことはありません。
無印良品側も、家を建ててもらった後も自社の商品を買い続けてもらえるとあっては嬉しいでしょうね。
もう一つの特徴は、「統一感」。
さきほどのバスルームもそうですが、無印良品は生活用品を幅広く扱っているメーカーであるため、家中の全てを無印良品でそろえるということもやろうと思えばできてしまうんです。
それも、基本的にはホワイト×ライトブラウンのナチュラルでクセのないデザインなので、無印で統一したとしても派手な感じにもならず、流行り廃りの影響もあまり受けず長く使い続けることができるというメリットがあるのです。
かくいう私も、無印良品の家で平屋を建てて、家を全部無印良品にそろえるというのが密かな夢。
ニトリだとやはりちょっと「お値段なり」な感じが出てしまいますし、IKEAは北欧推しでちょっと個性が強い、でも無印良品の家具や雑貨は過度に個性を主張せず住む人の生活に自然に、違和感なくなじんでくれるように感じるんです。
店舗数も多く、たいてい近所のショッピングモールに入っていたりするので、わざわざ遠くまで出かけて行かずとも手に入るのが無印良品の何よりの魅力ですね。
実は、無印良品には平屋よりももっとシンプルを究めた「小屋」という商品があります。
およそ9m2というとても小さな空間ですが、100%国産材で作られるその“小屋”は存在感たっぷり。
基礎にはベタ基礎を、外壁には杉材を使い、耐久性を高める処理(オイルステイン)が施されていて、見た目よりもしっかりした強い家です。
価格は、
- 標準仕様3,000,000円
- 断熱仕様3,362,000円
- 防犯仕様3,290,000円
ということで、「家」と呼ぶにはかなりリーズナブルな価格。(※ただし、事前の調査などで30万円ちょっとかかります)
躯体の保証は5年、建物保証は1年ということであくまでも簡易的な「小屋」ではあるのですが、「趣味や仕事に集中したい」「非日常的な気分を味わってみたい」など短期集中的に使用する空間をお求めならちょうど良い平屋ではないでしょうか。
これまでも無印良品で平屋を建てることは可能でしたが、商品ラインナップを見る限りでは「平屋」に特化した商品はありませんでした。
そんな中、2019年秋に「新発売」として売り出したのがこちらの「陽の家」。
リビングと庭が大きな間口でつながる、「内」と「外」のつながりを重視した平屋です。
室内(リビング)とデッキには段差がなく、ほぼフラットに外に出られる暮らし。
「友達が来てくれたから、たまには外でご飯食べよう」というシチュエーションでも、テーブルの移動が全く苦になりません。
小さな子供たちが思い切り走り回ってもつまづくものがなく安全・安心な家。
この「陽の家」は、私たちがこれまで平屋に求めてきたものが全て凝縮した理想の家だと言っても過言ではないでしょう。
価格は、標準仕様本体工事価格が1,598万円(建築面積28.93坪、床面積が24.29坪)。
坪単価は約65万円/坪ですから、従来の商品で平屋を建てるのに比べるとお値段がリーズナブルなのも興味を引くポイントです。
無印良品の家の価格についてはこちらの記事でも書いていますので参考にしてみてくださいね。
2020年の年明け~春にかけては大分、高崎、和歌山にてモデルハウスもオープン予定なので、お近くの方で「無印良品の平屋ってどうなんだろう?」と気になっている方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「平屋ってどんな感じなのかリアルで体験してみたいけど、住宅メーカーのモデルハウスに行くのは勇気が要る」
そう感じている方は多いと思います。
住宅メーカー各社では度々、見学イベントを開催していますが、「行ったらしつこく勧誘されるんじゃないか」「話しかけられるのがめんどくさい」という不安もついてまわりますよね。
そんななか、無印良品では、同社の平屋「陽の家」の実物を体験できる新店舗が登場!
2020年12月に東京有明にオープンした関東最大規模の店舗なのですが、その中に「リノベーション 東京有明センター」があり、戸建て「陽の家」の実物大モデルが展示されているのです。
要予約ですが、部分リフォームや全面リフォームの相談ができる窓口もあります。
暮らしに合ったリフォーム、家づくりの提案をしてくれるので、お買い物ついでに立ち寄ってみるのもおススメ。
ショップの延長線上にあるので、あまり気張らず“生活雑貨を買う延長で“住宅購入について考えられるというのがポイントです。
「どうしても、夫が家を購入することに対して前向きになってくれない」なんてケースでは、買い物ついでにフラッと立ち寄る感じで見学するよう誘導できるというメリットもありますね。
まあ、それが無印良品の策略なのかもしれませんが・・・。
【まとめ】誰もが「いいな」と思える平屋でした
「ムジラー」という言葉があるほど、広く人々に親しまれている無印良品。
平屋も手掛けていて、最近はコンパクトで汎用性のある「小屋」も好評です。
その特徴を今一度まとめてみると、
- 間取りの可変性が高い無印良品の平屋は、家族4人暮らしにはちょうど良い
- 無印良品の家は大きくわけて3種類あり坪単価は約67万円/坪~
- SE構法を採用しており、リフォームがしやすい
- 内装がシンプルなので、家具を選びやすい
- オリジナルバスルームは、無印良品のグッズと相性が良い
- 平屋に特化した商品、「陽の家」が新発売された
「無印の家、良いじゃん!」と思われた方は、まずはぜひモデルルームを見学してみてください。
きっと、無印熱がますます燃え上がるはずです!
注文住宅の総合情報
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