二世帯同居に必要なのは新築の注文住宅?それとも間取りのリフォーム?
二世帯で同居する方法は、注文住宅を建てるだけではありません。
リフォームして間取りの変更で二世帯に対応させる方法もあるのです。
また、注文住宅を建てる場合なら、後の間取りの変更を見越してリフォームしやすい造りにしておくべきでしょう。
二世帯が同居する以上、注文住宅を建てなければ!ならば、一から間取りの検討だ!
まあ、子ども世帯の新生活が始まるのをきっかけにして、親世帯と協同で二世帯住宅を建てるというのはよくある話。
しかし二世帯同居の住宅ということは注文住宅となると、とんでもない金額がかかるはず。
そして、頭を悩ませて間取りを完成させたとしても、いずれ、それぞれの世帯の生活様式は変化していくもの。
その二世帯用の間取りがいつまでも正解というわけではないのです。
ならば考え方は2つ、まず注文住宅を新築するならば、間取りは固定しすぎないこと。
そして、注文住宅以外の選択肢も考えること、リフォームで二世帯の同居を考えることです。
注文住宅で二世帯住宅を建てるとなると、どうしても間取りに凝りすぎる傾向になりがちです。
凝りすぎると何がダメなのか?現状の家族構成以外では非常に使いにくい間取りになる。
例えば子ども世帯の子ども(孫)が独立した場合や親世帯の介護が必要となった場合に、間取りの変更が非常にしづらくなるのです。
ならばどうするのか?始めから、あまり壁で仕切って間取りを固定してしまわない方が良さそうです。
間取りを変更するとなると、家の構造によっては非常に手間。
できれば、子ども部屋の仕切りなどは壁ではなく可動式の家具を用いるべきでしょう。
和室をわざわざ設えるのではなく、壁がない畳スペースにしておくというのも1つの手段。
これならばリフォームの際に壁を抜いたりする手間がなく、かかる費用も抑えることができるのです。
次の方法は、注文住宅をわざわざ建てないという方法。
現在住んでいる家をリフォームして二世帯住宅に対応させるという方法です。
こうなると、リフォームして追加する物は何かについて熟考を要します。
よくあるのが、2階にミニキッチンとシャワーブースを設けるという方法。
これならば、注文住宅で二世帯住宅を建てるよりは、はるかに安価に同居することが可能。
間取りの変更も最小限に収めることができるのです。
まあ、このためには親世帯が現在住んでいる住宅に、ある程度の広さが必要とか。
また、2階の間取りを大変更できるかどうかの検討が必要とか。
超えるべきハードルは高いのですが、二世帯同居の注文住宅を新築するハードルに比べると全然低いもの。
いざ二世帯同居、ならば注文住宅で新築という考え方だけではないということを覚えておくと良さそうです。
もちろん、お金がたくさんあるというならば、どんどん注文住宅を建てればいいとは思うのです。
しかし、もうそんな時代でもなさそうなのです。
注文住宅の総合情報
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