二世帯同居の注文住宅で理想の間取りは完全分離タイプ
二世帯同居の注文住宅を建てる場合に理想となる間取りは、完全独立タイプの間取りです。
それが不可能な場合なら、どこを共有スペースにするか二世帯でよく話し合い、理想の間取りを考えていかなくてはならない。
これも注文住宅を建てるメリットですね。
親世帯と子世帯の二世帯が同じ屋根の下に住む、こんな生活様式は日本、いや世界中で昔は当然のことと受け止められてきました。
農業が主な産業だった時代、仕事は家族総出でおこなうもの、そんな考え方でした。
ですから、二世帯どころか親戚などなど大勢が同じ屋根の下に住むのが合理的だったのです。
一家で労働や家事を分担し、伝統を舌の世帯に伝える、こんな風に長い間過ごしてきたのです。
ところが、産業革命が起こり、都市で労働者が生活するようになると一家で同じ仕事をおこなうということはなくなりました。
一家が別々の仕事をしている、ということはつまり、生活リズムが二世帯で異なることを表しています。
そんな二世帯が注文住宅で同居する場合、理想の間取りとはどのようなものでしょうか。
理想はお互いに干渉しないこと、ですから、そんな考え方で造られた間取りが理想となるのです。
二世帯間の仕事も違えば価値観も違うこと、お互いが別の家族であるということを理解することが大切です。
そんな考えが基本になる間取りなら、完全分離タイプ二世帯住宅の間取りが理想となります。
いや、二世帯住宅というよりも、それぞれ別に建つ2軒の注文住宅というのが理想です。
ですからバス・トイレはもちろん玄関まで、全てが二世帯で別になっている間取りが、理想の二世帯住宅なのです。
もちろん食費も光熱費も別にします。
そして、お互いに干渉しないこと、それが二世帯同居の注文住宅の理想。
なぜなら親世帯と子世帯は別々の家族なのですから。
しかし、こんな二世帯住宅を建てるとなると、注文住宅2軒分のコストがかかってしまうもの。
土地の広さも予算も充分ではないというのはよくある話です。
ならば、どうするのが正しいのか?
注文住宅の間取りで妥協するのか、ローンを組む期間を伸ばすのか、二者択一ということになってきます。
完全に分離した二世帯住宅は無理、こんな場合の間取りの考え方なのですが、妥協するポイントをどこにするのかをよく考える。
共有する間取りをどこにするのかを話し合う、これしか方法はありません。
そして、親世帯の生活スペースは、注文住宅である利点を充分に活かして、バリアフリーだけでなく介護を意識したものにするべきでしょう。
そして、将来的に間取りの変更をおこなわなくても住むような、注文住宅を建てるというのポイントとなります。
将来とは、どの適度の期間を考えなくてはいけないかというと、自分たちの世帯がいなくなるまで。
それまでに子どもの独立など、大きく家族構成が変わる時を考えます。
そして、それぞれにリフォームなしで対応できるのが理想の間取り。
例えば壁ではなくて、家具で部屋を仕切るなどの工夫が必要となってくるのです。
注文住宅の総合情報
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