二世帯の注文住宅だからと間取りに凝りすぎると失敗する可能性大!
二世帯で住むから、注文住宅にして間取りに凝る。
これをやりすぎると失敗するもの。
なぜなら注文住宅だからと張り切って、個性的な間取りにしすぎると買取価格が安くしかつかないから。
二世帯住宅でもオーソドックスな間取りにしないと失敗しかねないのです。
理想の間取りは住む人の数だけ考えられるもの。
だから、理想の間取りを実現するためには、注文住宅でなければなりません。
それが、二世帯の住宅となればなおさら。
2つの家族の理想を併せた住宅を建てなければならないから、間取りの融通が効く注文住宅以外は考えられない!
まあ、非常に説得力のある意見、一生に数度の大きな買い物だけに徹底的にこだわりたい気持ちもわかります。
しかし、こだわりすぎた結果、失敗する、こんなケースもよくあるもの。
とりわけ二世帯ならではの失敗はあるのです。
一番大きな二世帯住宅の失敗は、独特の間取りにしすぎてしまうこと。
そのために中古住宅として売りに出した場合に、安い価格しかつかないことがあげられます。
1世代が住めばお役御免、こんな風な家ばかりだった時代なら、それでも良かったのです。
しかし、経済的な面から見ても、環境の面から見ても、住宅を建てては壊してを繰り返す時代ではなくなりました。
すると、重要なのが買取ってもらうときの価格。
オーソドックスな間取りではない二世帯住宅は安い、つまりは失敗となりがちなのです。
長く住む家だから、今いる家族構成にあった間取りを新築時には考えます。
しかし、自分たちの子どもや孫の世代まで考えて、間取りを造っているでしょうか?
今現在の家族形態がいつまで続くのか?二世帯住宅ならば、親世代の次のことを考えておかなくてはなりません。
近年の住宅は質が飛躍的に向上しています。
手入れさえ怠らなければ100年持つ、こんなことをあらかじめ考えて、建てられているのです。
親世代が去って、子ども世代は別居、こんな風になったら大金をかけた間取りはもちろん、二世帯にした意味すらない。
失敗ということになりかねません。
ですから無理に注文住宅で二世帯にしない、こんな風に考えることもできるでしょう。
二世帯にせずに二軒の家を建売で買う、これがベストというケースもあるのです。
さて、国が推進する長期優良住宅の項目の中に「可変性」というものがあります。
後々、リフォームがしやすいこと、こんな意味なのですが、これは非常に重要な項目です。
ときがたつにつれて家族の形態が変わる、それに合わせた間取りにしたくなる。
そんな場合に可変性が低いと、すなわち失敗ということになるのです。
二世帯で住む注文住宅、確かに楽しい家が建つでしょうが、住宅は100年持つ時代。
売ること、そしてリフォームすることなど、先々を考えて間取りを考えなくてはいけないのです。
大きな買い物、注文住宅だけに、カンタンに失敗はできないものなのですから。
注文住宅の総合情報
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