家の工法がどんなか、壁は取り壊すのか、水道やガスはいじるのか、いうなればセミオーダーになるため、詳細がわかるのはリノベーション会社が家に来て調べてからとなります。
家の工法がツーバイフォー工法だった場合、壁の取り壊しが不可能な部分もあるので、必ずしも希望するリノベーションができるとは限りません。
ただし、技術的な部分の問題もあるため、見積もりは複数社に頼むが定石と言えるでしょう。
値段だけでなく、どのようなアプローチをしてくれるのか、そもそも希望通りの工事は可能なのか、そのあたりを詳しく見ていきます。
少し面倒かもしれませんが、家となると時間と手間がかかるのは当然だと思います。
どんなに希望しても、予算の関係上手に入れられないものはたくさんあります。
リノベーションでもそれは例外ではなく普通にあることなので、自分が思う工事が予算内でできるのかをしっかり調べる必要があります。
絶対にこうしたい!という強い希望があるのならそれは譲れないものとして置いておき、それ以外のものは予算の都合上決めるというのが無難でしょう。
そのためには、リノベーション会社にあらかじめ予算を知らせておくことが重要です。
向こうにとって自由度が高い依頼なら楽だろうと思うかもしれませんが、実は指定がないほど決めにくいということもあるそうです。
予算だけでも知らせておくことで何ができるのかをしっかり知らせてくれるので、こちらとしてもわかりやすいと思います。
各会社のアプローチを吟味してみたいですね。
見積もりをもらって案を詰めている状態なら、今更他のメーカーに変更するということも難しいでしょう。
ならば、やはりどこかを削るしかありません。
完全に諦めるのではなくて、素材のグレードダウンをするという手もあります。
例えば、外壁材をタイルにしていて、汚れがつきにくく劣化しにくいものを選んでいたとしましょう。
そこを予算内におさめるためにタイルの質を変えて、でもデザインは似たようなものにしておくのです。
そうすれば見た目としてはほぼ同じになるので、あまり妥協した感が出ないと思います。
このように、予算オーバーになってしまった時にはデザイン面より機能面を下げると上手くいくことも多いそうです。
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