間取り 吹き抜け

トップページ ＞ 注文住宅の間取りをこのように工夫してみた ＞ ゆったりファンは見た目だけ？吹き抜けのある間取りの必須アイテム！

雑誌やテレビでは、吹き抜けのスペースを持つ家がよく取り上げられます。

 

解放感や光にあふれ、非常に居心地がよさそうな吹き抜けを見ていると、ぜひ我が家にもと思ってしまいます。

 

吹き抜けのメリットは、天井が高くなるので、広く感じる。

 

最近の軽自動車は大きくなったと言われますが、床面積自体はそんなに変わっていません。

 

でも、大きくなったと感じるのは天井が高くなったから。

 

これと、同じ理屈で圧迫感がなくなると、心理的にも広く感じるのです。

 

光を取り入れることができる。

 

本来なら、2階だけを照らす陽光が吹き抜けを通じて、1階まで届きます。

 

たとえば吹き抜けをリビングに造ったなら、明るくて居心地のよい、自然と家族が集まるスペースになりますね。

 

2階の様子を1階からうかがうことができる。

 

常に気配を感じることができるので、子どもたちだけで2階で遊んでいても、安心できます。

 

反対にデメリットは、光が入る2階の窓の掃除が難しい。

 

外側はともかく、内側からの掃除が手間になります。

 

2階まで、1階の音などが筒抜けになる。

 

うるさくて休めない、プライバシーが守れない。

 

こんな心配も出てきます。

 

そして、何よりも一番の問題。

 

天井が高いので光熱費がかかる、これが吹き抜けでよく議論される点です。

 

最近の住宅は断熱性、機密性に優れているので、昔ほどではないという意見も聞きますが、何らかの対策はとるべきでしょう。

 

まず、シーリングファンを検討する。

 

南の国々でよく目にする、天井でゆったり回る大きな扇風機のことですね。

 

シーリングファンで空気をかき混ぜることによって1階が極端に寒くなる、もしくは2階が極端に暑くなるという事態は軽くなります。

 

気になる電気代は、あるデータによると1日8時間回して、1月に100円ちょっととか。

 

夏場は、体に風を当てる方向に回転させ、体感温度を下げる。

 

冬は夏の逆方向に回転させ、風を当てないといった、ちょっとした工夫をするだけで、快適さは段違いです。

 

ほかに、床暖房を取り入れたり、こたつと畳スペースを間取りに加えるなどの対策も考えられます。

 

10年20年と住む家です。

 

様々な場面を考えて対策をすることで、ずっと過ごしやすい家を建てましょう。

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