注文住宅 間取り 北玄関

トップページ ＞ 注文住宅の間取りをこのように工夫してみた ＞ 北玄関は避けないと！？気になる吉兆問題で間取りを考えよう

家相という考え方が、平安時代より信じられてきました。

 

古代の中国の自然哲学や陰陽五行説が日本に伝わり、日本風にアレンジされ発展したものです。

 

その家相によると、家の中心から見た北の方角にある玄関はあまりよくないとされています。

 

最悪なのが北東。

 

鬼門と呼ばれ、鬼（霊的なもの）が出現しやすい方角とされています。

 

また、北東の反対側に位置する西南も裏鬼門と呼ばれ、同じくさけられます。

 

玄関は人や物が出入りするところ。

 

良いものが入ってくるなら歓迎ですが、鬼に入ってきてもらっては大変です。

 

北東を鬼門とみなす歴史は古く、京都御所の北東の軒下には凶事を避けるために木彫りのサルが祭られているほどです。

 

建物の北側は、日光のあたりが悪く暗いためどうしても良くない雰囲気を感じてしまいます。

 

平安時代の人々もそうだったのではないでしょうか。

 

今なら最近やウイルスのせいであることが分かっていますが、平安時代では知る由もありません。

 

理由がわからないので、鬼のせいにする。

 

陰気な北側に鬼は出現しやすい、すなわち鬼門。

 

科学万能になった現代、これは迷信にすぎないと笑って無視するのは簡単です。

 

しかし、わざわざ最悪と言われている場所に玄関を造る必要はありませんね。

 

何もないのがわかっていても、避けるのが賢明ではないでしょうか。

 

敷地に面した道路が南北に走っています。

 

地形から考えても、北東に玄関を造る間取りにせざるを得ません。

 

こんな場合はどうするか。

 

常にきれいにするとよい、鬼は清潔なところは嫌いますので、常に清潔にすれば鬼は払われるとされています。

 

盛り塩やお香もよいかもしれませんし、現代風にするなら空気清浄器や除湿器でしょうか。

 

また、光を入れてやるとよいともいわれていますので、天窓や吹き抜けを検討するのも良いでしょう。

 

また「難を転じる」とされる、南天を植えるのも有効とされていますし、京都御所をまねてサルの置物を飾ってもいいでしょう。

 

考え方を変えてみます。

 

たとえ玄関が鬼門になくても、人や物が通る玄関は、汚れやすいのでまめに掃除するのは当然です。

 

お客さんを招いたときでも、一番初めに目に入り、家の第一印象を与えるのは玄関。

 

きれいで、明るいに越したことはありません。

 

迷信ととらえるから、ばかばかしくなるのですが、昔から伝えられている道徳の一種と考えると、そうないがしろにはできないものです。

 

玄関は大切なものであり、きれいにしておくべきものだ。

 

何事も先人の知恵として、一度実践してみるのもよいかもしれませんね。

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