間取り 2世代同居

トップページ ＞ 注文住宅の間取りをこのように工夫してみた ＞ タイプも間取りも様々な2世帯同居、家族のピッタリを探し出そう！！

同居と聞くと嫁と姑の問題がまず思い浮かぶため、デメリットばかり連想します。

 

それを軽減しメリットを大きくする、間取りはあるのでしょうか。

 

2世代同居といっても、そのスタイルは様々。

 

玄関から別にして、完全に独立した家を2棟ひっつけたタイプにするのか、ある程度の共有スペースをもうけるのか。

 

独立したタイプにするなら、1階と2階でわけるのか、縦に割ってわけるのか。

 

また共有スペースをもうけるなら、どこを共有し、プライベートにするのか。

 

これらの間取りはどのような生活をしているかで、大きく変わります。

 

そこで、ここではモデルとなる一家を仮定して、それにふさわしい間取りを考えていきます。

 

（モデル一家）
夫婦（30代、共働き）、子ども（1歳）60代義父母（退職済）、2世帯同居住宅を計画中。

 

1階を義父母のスペース、2階を夫婦と子どものスペースに、ということで合意済み。

 

子どもが小さいこと、共働きであることを考えると、義父母にかなりの部分、子育てや家事をたよることになります。

 

メインで調理する人が決まってしまうので、この場合、キッチンは共用を考えた方がムダがありません。

 

また、子どもの面倒も義父母がメインで見ることになるので、子ども部屋は1階にした方が後後まで目が行き届くことになります。

 

また夫婦と義父母では、生活サイクルが違い、入浴時間もずれます。

 

一度に込み合うことがなくなりますから、バスルームも共用がよいでしょう。

 

でも、入浴時の音は意外と大きいもの。

 

その音で、眠りを妨げられる可能性があるので、義父母の寝室とバスは離して設置します。

 

また、あまりに生活のリズムが違う場合は、シャワーのみ別途もうけるという方法もあります。

 

お互いの寝室は、できるだけ離してレイアウトすることが鉄則です。

 

寝ているときの音や気配は、非常に気になるものなので、壁一枚へだてるとか、階上と階下などは可能な限り避けましょう。

 

また、義父母の将来を考えて、1階はバリアフリーの設計にしておけば、幼い子どもにもやさしい間取りとなります。

 

1階　義父母寝室、共用バス、子ども部屋
2階　夫婦寝室、共用リビング・ダイニング・キッチン

 

ここまでで、以上の間取りが決まりました。

 

後は、1階に畳のスペースが少ないので、テレビと畳のミニリビングを設けたり、冷蔵庫とミニキッチンを設けたり。

 

2階はフローリング中心のコーディネートで、明るさを重視したものに。

 

こんな風に、設計の担当者が細かい希望を拾い、間取りを決めていきます。

 

この間取りはほんの一例です。

 

居心地のよい間取りは、家族の数だけあるといってもよいでしょう。

 

仲良く一軒家で複数世帯で同居。

 

嫁姑の問題など、色々難しいことがありそうですが、間取り次第で大事になることを防げるかもしれませんね。

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