注文住宅 3階建て 間取り

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3階建ての間取りについては、多少ウルトラC的なことを別の項で書いていますが、今回は違った見方で考えてみます。

 

家の基本は平屋、という考え方は根強いです。

 

平屋で収まらなかったら2階、それでも収まらなかったら3階と増えていくべきものです。

 

それは最大の障害物の階段があるからで、年配者はもちろん、若い人でも人もできることならば上りたくないでしょう。

 

ならば家族が共有するスペースは1階に、それで収まらなければ2階に……と、考えていくのが、一般的な間取りの考え方。

 

3階は趣味、来客の宿泊用、収納に特化するべきとなります。

 

3階建ては縦に長い構造なので、吹き抜けが非常にダイナミックになり、採光の大きな効果が期待できます。

 

天窓と合わせて使用すれば、必要充分の太陽光が取り入れられ、1階の日照不足を解消します。

 

また、各階の天井付近に採光用の窓をもうけるのも、効果がありますし、天窓と違って掃除の手間もそれほどかかりません。

 

3階の間取りがそれほど床面積を必要としない場合、2階のテラスを大きくとる方法があります。

 

テラスは焼き魚など、七輪を使うような料理や焼肉、バーベキューに向いています。

 

もちろん、物干しスペースとしても最適です。

 

また、屋上を緑が多いグリーンスペースにするのもよいでしょう。

 

庭のスペースが取りづらいならばなおさらですね。

 

この場合、鉢植えやプランターを並べる程度ならぜんぜん問題ないのです。

 

しかし、本格的な屋上緑化となると、1平方mあたり9万円からと高価な上、建物の基礎から強化しなくてはなりません。

 

ただ、断熱の効果に加えて、植物の気化熱が建物を冷やすので、外気温からマイナス10度以上の効果があるといいます。

 

補助金が出る自治体もあるという話ですので、存分にガーデニングを楽しみたい方は検討の価値はあるかもしれません。

 

1階は足腰の弱い親世帯のスペースです。

 

来客時の対応のできる和室兼多目的スペースもこの階にもうけます。

 

また、採光や通気に問題があるので、吹き抜けなどで改善する必要があります。

 

2階は、テラスの項でもふれましたが、リビング・ダイニング・キッチンを設置します。

 

テラスの有効性を発揮させるのに、バスルームと洗濯機も、この階が向いています。

 

3階建ては、余裕のあるスペースで色々考えられる間取りです。

 

検討の前には、道路斜線や陸地斜線など建築基準法で定められていることをチェックしてください。

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