注文住宅 間取り モダン

トップページ ＞ 注文住宅の間取りをこのように工夫してみた ＞ おしゃれな住居、モダンな間取り。あるのは、いいことばかり？

現代的なデザインの、モダンな住宅が増えています。

 

まるで箱のような外観は、余分な装飾が極力抑えられ、実におしゃれ、合理的で高い機能性を感じさせます。

 

間取りはというと、こちらも現代的。

 

最近のトレンドをしっかり押さえたアイデアが、ぎっしり詰まっています。

 

モダンな住宅は、余分な装飾やひさし（庇）がなく、伝統的な瓦を使わない傾向にあります。

 

なので、伝統的な日本家屋に比べるとコストがかかりません。

 

一方で、最新の建材や工法を用いられている場合が多いので、信頼性に不安がある場合もあります。

 

一時、見た目のシンプルさで、モダンな住宅の外壁に使われていた、鋼板があります。

 

ガリバリウム鋼板というのですが、要はメッキをした鉄の板です。

 

サビないというのがセールスポイントだったのですが、サビがでたというクレームがよく発生していました。

 

施工業者が不慣れだったため、加工したところから腐食したというのが、真相です。

 

間取りでも同じです。

 

天窓や吹き抜け、リビング階段などがトレンドですが、歴史が浅いため、長い間使っていると、どうなるかというデータがありません。

 

また、身近でそのような間取りを取り入れた家がないため、生の声が聞けないという不安があります。

 

また、いったんトレンドから外れると急に古臭く感じてしまうことが考えられます。

 

すぐに建て替えたり、引越しができるものではありません。

 

数10年後も、この間取りで大丈夫か？という点は充分検討しましょう。

 

また、日本的な情緒を重要視する人には抵抗がある、という問題もあります。

 

真っ白な壁に明るいトーンの床、大きく開いた窓のリビングに、念願の「カッシーナ」のソファとテーブルを入れた家があります。

 

近所の人たちや、友だちには「シンプル・モダン」さがうけて非常に好評だそうですが、同居するご両親からはブーイング。

 

落ち着かないそうで、せっかくの共有リビングには寄り付いてくれないといいます。

 

建てる前に、もっと意見をすり合わせておけばよかったとのことです。

 

モダンなものが常に良いとは限らない。

 

モダンなものがいつまでもモダンとは限らない。

 

流行の服を買うのとはやはり違うのです。

 

これから、長く付き合っていくことを意識しながら間取りを考えましょう。

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