心地よさの秘密は距離感にあり!ストレスフリーな60坪の間取り
60坪だと、かなりの部屋数が望めます。
今回は、多くの人が頭を痛める2世帯同居に特化した間取りを考えました。
心地よい距離感をかなえる60坪、その間取りのアイデアをご覧ください。
延床面積60坪は1世帯には広すぎるスペースです。
お互いの世帯のプライバシーも重視した、独立型の2世帯同居住宅を考えていきましょう。
独立した家を2軒合わせたような2世帯同居住宅でもよいのですが、もう少し距離感を近づけたタイプです。
玄関は完全に分けて、3階のみつなげます。
3階を一部サンルーム化して、共同の物干し場にして、お互いの棟にアクセスできるようにします。
これにより始終べったりもありませんし、没コミュニケーションもない心地よい距離感が生まれます。
また、この時となりあう棟と間取りを工夫する必要があります。
2世帯ならば生活のリズムのずれが生じるでしょうから、リビングの隣がお互いに寝室にならないようにしましょう。
いらない軋轢の元になります。
また、並列で2世帯同居を検討するなら、スキップフロアを用いるのも良いでしょう。
1階は夫婦、1.5階は両親、2階は夫婦と子ども部屋という間取りです。
この場合、本格的なキッチンや場合によってはバスルームも両方に備える必要はないかもしれません。
簡易的なキッチンとシャワールームでも充分です。
これならば、先程の例ほど離れてはいませんが、近づきすぎということもありません。
ちょうど良い距離感は家族それぞれと思われますので、参考になればと思います。
施工にコストはかかりますが、地下室は非常に優れた間取りです。
断熱性にすぐれているので、光熱費も安くすみます。
また、遮音性に優れていますし、容積緩和の対象にもなっています。
問題は閉塞感と湿気。
湿気は換気と除湿装置でフォローするとして、閉塞感そ打破するのは難しい所です。
たとえば、ヨーロッパの都市部の住居のように、地下室の上の部分だけ明り取りを造るのも手です。
また土地を掘り下げて、ドライエリアを造り日光を取り入れる方法もあります。
地下室を有効に活用できるならば、地下を仕事場兼夫婦寝室、1階を両親、2階を子ども兼LDKといった間取りも可能。
地下から2階へ直通の階段を設けるのも面白いでしょうし、地下への入り口を別に作ると半独立のスペースができます。
仕事場やレッスンルームに活用するなどアイデアが広がる間取りです。
60坪もあれば、かなりの自由度で間取りが組めるでしょう。
坪庭や趣味のスペース、書斎など床面積から却下されがちな間取りもゆるされがちです。
ただ、目的が不明瞭なまま造ってしまうとデッドスペースになることは明らかです。
広いとはいえ有限の床面積、かけた金額以上、見返りのある間取りをつくりましょう。
注文住宅の総合情報
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