注文住宅 間取り 20坪

トップページ ＞ 注文住宅の間取りをこのように工夫してみた ＞ 20坪、狭い空間を居心地良くする間取りのテクニックとは？

決して広いとはいいがたい、延床面積が20坪の家。

 

狭いからダメか、不便かというと必ずしもそうではないのが住宅の面白い所です。

 

狭いならではのメリットを以下に、思いつくまま述べていきます。

 

建築費用が安くすむ。

 

安くすんだ分、内装の質感をアップさせたりも可能です。

 

動線が短くて済む。

 

家事をするときに、狭いので動く距離が短く、時間の短縮につながります。

 

掃除の時間がかからない。

 

コンパクトなので、すぐに掃除が終わります。

 

また、床のワックスがけなどのメンテナンスも手間ではありません。

 

光熱費がおさえられる。

 

冷暖房にかかる費用が安くすみます。

 

家族間のコミュニケーションが密になる。

 

誰がどの部屋で何をやっているか、すぐ把握できます。

 

これらの側面を引き立てる間取りを考えていけば、狭いだけの家ではなくて、狭いならではの心地よさがある家になりますね。

 

狭い家はしょうがないですが、それで閉塞感があっては困ります。

 

広くみせる、解放感を演出する工夫が必要です。

 

天井を高くとる。

 

最近の軽自動車は広くなったとよくいわれますが、大きく変わったサイズは高さだけです。

 

高さがかせげれば、息苦しさを感じにくくなります。

 

外との連続性をつくる。

 

テラススペースがあるならば使う素材や色目を隣接する部屋と合わせる。

 

視覚的にテラスも部屋の延長に見え広く感じますし、天気の良い日に窓を開け放てば、実際広く使えます。

 

また、大きくとった窓で外との連続性をだすのも有効な手段です。

 

広く使うには間取りの工夫が必要です。

 

廊下をなくす。

 

廊下で部屋をつなぐのではなく、部屋どうしを直接つなぐことにより、スペースを広く使えます。

 

壁をなくす。

 

壁が占める床面積を、部屋に回せます。

 

加えて、ワンフロアが見渡せるようになるため、視覚的にも広さを感じます。

 

小さくできるものは極力小さくする。

 

ロフトベッドと机を組み合わせたシステムならば、子ども部屋は3帖ですみます。

 

また、ダブルベッドが置ける部屋ならば6帖で充分です。

 

その分、家族全員で使リビングを広くとることができ、自然とコミュニケーションが深まるようになります。

 

ありとあらゆる場所の収納を検討する。

 

階段下などデッドスペースになっていませんか？収納を増やした分だけ、室内を広く取れます。

 

敷地の条件から、狭くならざるを得ない住宅。

 

でも、それだけの工夫を凝らせば、ただ狭いだけでなく、居心地のよさもある家になるでしょう。

 

望めない条件をうらやむよりも、今ある条件でいかに良い家を造るか、考えるのも楽しみの一つです。

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