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【2023年】ピアノの防音はへーベルハウスでは不充分？

防音性が高いことで知られるへーベルハウスですが、ピアノの音を防音するとなるとやはり不充分かもしれません。

 

防音には施工時にへーベルハウスに相談するか、後付で防音室をしつらえるという方法もあるのです。

 

様々な特徴を持つ軽量発泡コンクリート（ALC）をふんだんに用いたへーベルハウス。

 

断熱性や耐震性、耐久性などに優れているとされています。

 

加えて、軽量発泡コンクリートは遮音性にも優れており、実際に駅ホームの防音壁やホテルの間仕切りにも使われているのです。

 

これを外壁や床、屋根などに用いていますから、外からの音は聞こえにくく、中の音は漏らさないという仕組み。

 

子どもが騒いだりする場合の防音にはもってこいの造りといえるでしょう。

 

加えてALCは２階の音を１階に伝えない「ANRフロア」やトイレの音を漏らさない防音仕様にも大きく寄与しているのです。

 

しかしピアノとなると、それだけでは不十分かもしれません。

 

音の大きさが調節できる電子ピアノや音を消してしまえるサイレントピアノならばへーベルハウスの防音性で充分でしょう。

 

しかしアップライトピアノならば消音ペダルが付いていますが、グランドピアノになると消音装置は上のフタを閉めるだけ。

 

全然消音になりませんし、へーベルハウスの標準の防音では不充分といえるでしょう。

 

そうなると、注文住宅ならではの様々な防音の工夫をこらさなくてはいけなくなります。

 

まず価格が安いところから考えると、へーベルハウス標準仕様のアルミ樹脂複合断熱サッシを２重にするという方法があります。

 

熱や音が逃げるのはもっぱら窓、断熱性や遮音性を高めるには窓にひと工夫するのが、一番手っ取り早い方法。

 

最初からでなくても、後からサッシを追加することは簡単な工事でできますから、近所に家が建ってから検討する方法もあります。

 

さらに、サッシを追加するほどの効果は見込めませんが、防音カーテンというものも最近はあるので検討の価値があるでしょう。

 

こちらのような高機能な防音カーテンは、防音効果が期待できるでしょう。

 

とは言っても、ピアノです。

 

昔の話になりますが、マンションでピアノの騒音をめぐり事件が起きてしまったほど、深刻な音が、、、。

 

これ以上の防音を望むならば、防音室にするという方法があります。

 

防音室については、へーベルハウスもオプションで対応可能ですが、ヤマハやカワイなど楽器メーカーも販売。

 

ちょうどピアノが納まるような小部屋を、部屋の中にもう一つ追加するようなしくみになっており、後からでも施工は可能です。

 

しかし、小さなタイプのグランドピアノが対応するタイプを導入すると、コンパクトカーが１台買えるほどの費用がかかります。

 

将来のピアニストを育てるのにも、それ相応の費用がかかると割り切るのか、それとも電子ピアノにするのか。

 

これも考えどころになりますね。

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