トップページ ＞ へーベルハウスへの注文住宅の特徴が坪単価から見えてくる ＞ それってホントにお得？モニター価格でへーベルハウスを購入するメリットやデメリット

それってホントにお得？モニター価格でへーベルハウスを購入するメリットやデメリット

 

 

 

へーベルハウスのモニター価格、よく殺し文句に使われますが、はたして本当にお得といえるのでしょうか？

 

結論はお得と思えばお得、モニターだろうと社員価格であろうとへーベルハウスは損はしていません。

 

それで購買してもらうという手段なのです。

 

「へーベルハウス緊急・限定５棟、モニター募集！！」なんていうチラシを見かけたりします。

 

条件は、建築中や完成後の見学会に協力できることだとか、さて、どう考えるべきなのでしょうか。

 

メリットはモニター価格で住宅が購入できるという点。

 

デメリットは見学会が面倒そうな点、見学者が勝手に観て帰るだけならば手間はかかりません。

 

しかし、築10年とかたった時に、入居宅見学会を受け入れなくてはいけないとかならたまりません。

 

さらには、第３者に間取りも何も全部知られてしまうという防犯上の不安点もあります。

 

加えて、この「モニター」本当に家が安く買えるのでしょうか？

 

モニター、キャンペーン、社員価格、、、住宅業界にある程度いる人に言わせると、もうあくびが出るうたい文句です。

 

商売でやっている以上、利益を削るなんてことをするはずがありません。

 

ましてや注文建築がほとんどのへーベルハウス、損をしてまでお客さんを喜ばせる必要性はゼロなのです。

 

モニターなど何らかのうたい文句で購買意欲を刺激する、それ以上でもそれ以下でもないのです。

 

へーベルハウスではあまり聞きませんが、あらかじめどっかり乗った利益を、値引きという形で通常の利益にする。

 

こんなことを常套手段にしている住宅メーカーも数多いのです。

 

しかし、施主が安いと思えばその住宅は安いのだし、満足度も高いということを考えます。

 

あらかじめ多めの利益を削るというのも、だましているといえばだましているのかもしれませんが、悪いとは言い切れないはず。

 

施主が満足さえすれば、成功なのですから。

 

でも、相場より安いという住宅は注文住宅の場合には絶対にありません。

 

モニターなどどんなキャンペーンをやっていても同じこと、購買意欲に火を付ける手段の一つでしかないのです。

 

加えて家の価格は単純に比較できるものでもありません。

 

坪単価などメーカーごとに基準が違いますし、仕様を豪華版にすればいくらでも跳ね上がります。

 

この家は安い・高いは、細かい仕様を検討しない限り誰にも言い切れないのです。

 

結局は施主の満足度ということになるのでしょう。

 

施主が安いと思えば安いのですし、割引してもらったと思えば割引してもらったということです。

 

へーベルハウスの場合、完成後の見学会に協力すると５万円の謝礼が出るとの話があります。

 

その分をあらかじめ値引きにあてたのが、モニターなのでしょう。

 

しかし、始めに書いたように当然面倒なものなのです。

 

相応の対価がなければ値引きには持ち込めない、当たり前の話なのですけれどね。

 

出典：へーベルハウス　公式サイト　実例集　アウトドアリビングのある家

 

モニターを引き受けることには、「他の人の家づくりの役に立てる」という嬉しいメリットがありますよね。

 

どんな形であれ、困っている誰かのお役に立てるのはうれしいものです。

 

しかし一方で、モニターを引き受けたためにこんなデメリット被ったという声もあるのでシェアします。

 

まだ住み始める前に、全くの他人にトイレを使われるというのは、正直あまり気分が良いものではありませんよね。

 

もちろん、キレイにしてから引き渡してくれるのでしょうけれど、潔癖な方だと気になってしまうでしょう。

 

（潔癖でなくてもなんとなく気持ち悪いです）

 

原則的にはそんなことはないはずですが、まれに、小さな子連れファミリーがトイレを使わせてもらうことがあるようなのです。

 

そのことは明かされない可能性もあるので、なんだか不安ですね。

 

新築物件を見学に来るのは、たいていの場合、まだ小さな子供がいる若いファミリー。

 

親が営業マンの話に夢中になっている間に、退屈した子供がその辺で遊び始めることもあるでしょう。

 

常識のある親であれば、悪さをしないように監視すると思いますが、中にはふわっとした親もいます。

 

人様の新築物件を傷つけることがあったら、本来は弁償ものですよね。

 

しかし、「子供のすることだから」と、あまり気にしていない場合、子供が悪気なく物を落としたりぶつかったりして床や壁にダメージを与えてしまうこともあるとか。

 

子供に罪はありませんが、もしモニターを引き受けるのであればそういったリスクがあることも考慮の上で。

 

「子連れは禁止」としてもらうケースもあるようですが、それだとちょっと感じ悪いかもしれませんし、悩ましいところです。

 

これは私も新築の完成見学会をやっている家を見る度に思うことですが、広告などで金額などがダダ漏れですよね。

 

「へ～。へーベルハウスの家ってこのくらいの金額なんだ」とわかってしまうと、ついついその家にどんな人が引っ越してくるのか気になってしまいます。

 

そして、「〇〇〇〇万円の家を買った人」みたいなレッテルを張ってしまうことも。

 

別に知られてもいいよ！という方は堂々としていれば良いと思いますが、「できれば個人的な情報は知られたくない」という方は、モニターはあまり向いていないかもしれません。

 

家づくりは、「土地選び」もかなり重要なポイントですよね。

 

近くになにがあるのか？どんな雰囲気のエリアなのか？学校までの距離は？職場までの交通手段は？

 

…こういった、「住んだ後のこと」が気になるのはもちろんですが、盲点なのは「足元（土壌）」です。

 

モニターハウスだと、基本的にはすでに建物が建ってしまっているので、以前の土地の状態をチェックできません。

 

どこにどんな建物があったのか？土地の状態はどうだったのか？

 

建築の専門知識がなくても、そういったことはやはり知っておきたいものです。

 

もちろん、住宅メーカー側から説明はあると思いますが、それでもやはり自分の目で確認していないのは不安が残ります。

 

そのような場合は、ホームインスペクション（住宅診断）を利用すると良いでしょう。

 

これは、建築に詳しい第三者機関が、「その家が本当に大丈夫かどうか」をチェックするというものです。

 

そのモニターハウスの劣化状況、欠陥、修理すべき場所の有無などを客観的に見て診断してくれます。

 

「自分では正確に判断できないし、住宅メーカー側は都合の良いことしか言わないだろうし…」という理由で購入を迷っているのであれば、第三者機関の力を借りましょう。

 

気になる費用は目視による調査で5万円～が相場。

 

目視で確認できない部分の調査が入ると10万円を超えてきますが、何も調べずに欠陥住宅を購入して後で多額の補修費用が発生するよりはマシでしょう。

 

また、ホームインスペクションの診断で合格すると「瑕疵担保保険」に入れるので、住宅に傷などが発見された場合はその補修費用を保険金でカバーできます。

 

これなら、「モニターハウスだからキズが多いのではないか」「補修に膨大な費用がかかるのではないか」という心配も解消。

 

このように、モニターハウスのデメリットはお金と知恵で補える部分もあります。

 

賢く、後悔のない住宅購入を目指しましょう。

スポンサーリンク