ヘーベルハウス パナホーム 比較

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へーベルハウスとパナホームが競合する場合に最も違う点は、外壁材になるでしょう。

 

その比較をするならパナホームは耐久性で、へーベルハウスは初期投資の安さでそれぞれ勝っています。

 

あくまで性能のみでの比較になりますが。

 

パナホームが手掛ける住宅を構造で分けると、鉄骨軸組と大型パネル、重量鉄骨ラーメンの3種類になります。

 

鉄骨軸組と大型パネルは両方とも軽量鉄骨の工法になりますから、競合するのはセキスイハウスやダイワハウスなど。

 

これらと構造では、へーベルハウスと競合しないはずです。

 

へーベルハウスと本格的に競合するならば、重量鉄骨で建てられるパナホームの「ビューノ」シリーズでしょう。

 

ビューノは都市型住宅をうたっており、狭小地のへの対応なども得意にしています。

 

また3階建て以上で店舗やマンションと併用のものも得意としている点もへーベルハウスのターゲットと一致します。

 

また耐震性の高さや、頑丈さから来る間取りの自由さなど、両社が共通してウリにしている点も多いものです。

 

しかし、もう少し細かい点で比較していくと、両社の違いがだんだん明らかになってきます。

 

パナホームは15cm刻みで設計ができる点をセールスポイントにしています。

 

小さなことのように感じますが、他の50cm刻みでしか設計できないメーカーと比較すると大きな差。

 

例えば限られた敷地ギリギリに家を建てたいといった場合、パナホームと他のメーカーではギリギリの度合いが違う。

 

天井や床の高さでも同様に、15cm刻みで調節ができます。

 

より細かい間取りの対応で比較するなら、パナホームに軍配が上がるということです。

 

またパナホームのセールスポイントに、光セラミックの外壁材、「キラテック」をあげることもできるでしょう。

 

農業機器で有名なクボタの建材部門を買収することで、パナホームも全面的にキラテックを打ちだしてくるようになりました。

 

ウリはタイルについた汚れを、紫外線で分解、雨で汚れを落とすという仕様。

 

他の外壁材だと塗装のメンテナンスが必要となりますが、キラテックは塗装されていませんからメンテナンスが不要。

 

施工は目地の上に接着剤でタイル状のキラテックを張っていくので、目地のメンテナンスも必要がありません。

 

へーベルハウスの外壁材ALCは、窯業系のサイディングと比較すると、メンテナンスするまでの期間は長くなっています。

 

しかし再塗装は必要となってきますから、長持ちという点ではキラテックの方が上になります。

 

ただキラテックは高いというデメリットがあります。

 

しかし、他のメーカーの光触媒タイルに比較するとパナホームで施工した方が価格は全然安いとか。

 

あとは、外壁の風合いの差ということになってきますが、キラテックもALCもバリエーションはサイディングよりは下。

 

初期投資はかかってもメンテナンスの費用を節約したいならばキラテック、10年程度でメンテナンスするならALC。

 

両者を比較すると、そんな風に考えることができますね。

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