ミサワホーム 100年住宅

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100年住宅構想を政府が立ち上げた時に、いち早く対応したのがミサワホーム。

 

しかし100年住宅の構想はフェードアウト、代わりに長期優良住宅が提唱されています。

 

ミサワホームは長期優良住宅の基準には全戸クリアはしていません。

 

その理由とは何でしょうか？

 

100年住宅とは、昭和55年に政府が提唱した高耐久住宅のこと。

 

100年住宅と聞くと、100年間ノーメンテナンスで住めるのか？と思いますが、実際は違う。

 

100年とは、長期間を表す比喩表現、、、紛らわしいですね。

 

しかし長期間問題なく住み続けるためには、設計や建築時に耐久性を考慮する。

 

これだけでは不十分、住宅を維持管理していく長期的なメンテナンスの仕組みもないといけません。

 

100年住宅の構想が立ち上げられたときに、理想としてあったのが欧米の住宅。

 

非常に風格のある街並みを旅番組などで目にすることがありますが、100年以上も建ち続ける住宅が並んでいるから。

 

地震が多い、湿度が高い、、、こんな日本と欧米では風土が違う!!

 

こんなことを思うかもしれませんが、一番違うのは住宅に手を入れて使い続けるという、基本的な考え方。

 

すぐに建て替えてしまう日本とは住宅に対する考え方自体が違うのですね。

 

だから「100年住宅」とは長期間住み続けられる住宅を造るための設計や生産に加えて、維持をしていくしくみも指しているのです。

 

こんな100年住宅に最初に認定された住宅メーカーはミサワホーム。

 

そんな政府の構想以前から高耐久住宅を開発・志向していたといいますから、認定第１号は当然のこと。

 

現在でも、ミサワホームが手掛ける一戸建の住宅はすべて、100年住宅に対応しています。

 

しかし、この100年住宅、ミサワホームでも現在はそれほど強力にPRをおこなっていないのはなぜでしょう。

 

それなりに厳しい基準のようですから、大々的にアピールすれば良いのではないかと思うのですが。

 

「長期間住宅を維持する工法やメンテナンスの仕組み」と聞いて、別の項目が頭に浮かぶ。

 

そんな人も多いはず、その項目とは長期優良住宅。

 

考えてみれば、100年住宅と長期優良住宅、内容が丸かぶりなのです。

 

そして両者の細かい基準は違うものの、基本的な発想は同じ。

 

長期優良住宅には減税やローンでも優遇制度があるので、現在ではこちらのほうが一般的。

 

100年住宅という表現はすっかり影を潜めてしまいました。

 

しかし、様々な優遇制度があるとはいえ長期優良住宅の基準はオーバースペック。

 

そんな考えもありますし、申請するにも費用がかかるので必ずしも歓迎されている制度とはいえません。

 

ミサワホームでは全戸100年住宅の基準はクリアしているものの、長期優良住宅の基準はクリアしていない。

 

その理由は、こんな所にあるのです。

 

長期間安心して住める造りにもなっているし、点検・メンテナンスのシステムも持っている。

 

ご希望ならば、長期優良住宅の認定も取れますよ。

 

これがミサワホームの考え方なのです。

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