ミサワホーム 免震

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地震の揺れから建物を守る方法として、まずあげられるのが耐震。

 

そして免震・制震なのですがミサワホームは、構造上、コスト上などの理由から免震を取り入れてはいません。

 

ミサワホームが取り入れているのは制震となるのです。

 

先日、近所のマンションの外壁の一部が崩落して、人々が集まりちょっとした騒ぎになっていました。

 

といっても、落下したのが５cm角程度の小さなものだったこと、軽量なサイディングだったこと。

 

そして、下に何もなく誰もいなかったので、大事には至らなかったのは幸いでしたが。

 

マンションの例は一種のアクシデントのようなものでしょう。

 

しかし崩壊するような、建っているだけで危険な建物は法律で建ててはいけないことになっている。

 

そんなことを定めた法律が建築基準法、例えば１階より２階が大きな建物は法律で禁じられている。

 

だって、想像するだけで危険ですものね。

 

そして、建築基準法だけでは充分ではない、そんな考えもあるのです。

 

安全なだけではなく長期間にわたって使える住宅は造れないか？

 

そんな考えで作られた基準が、長期優良住宅。

 

日本は世界有数の地震国家、大きな地震が来ても耐えられる頑丈な建物が望ましい。

 

長期優良住宅には耐震性の基準がもうけられており、それをクリアしなくては認定されないのです。

 

しかし、耐震だけでは不十分、そんな考えから生まれてきたのが「免震」。

 

地震による大きな揺れを受け流して建物に伝えない、こんな仕組みが免震です。

 

単純にいうと、住宅と基礎を切り離す。

 

巨大なビルなどに使われている免震装置なのですが、非常に巨大かつ大掛かりなものでコストがかかるのが難点。

 

一般の住宅にも取り入れる動きはありますし、免震を売りにしている住宅メーカーもあるのです。

 

しかしミサワホームは独自の構造上、免震を取り入れることが難しかった。

 

そこで、取り入れることにしたのが「制震」です。

 

制震とは、揺れを吸収することで、地震の被害から守ろうという考え方。

 

制震について早くから取り組んでいた、住メーカーとして知られるミサワホーム。

 

その装置の名前は「MGEO」、ダンパーを壁の内側にセットすることで地震の衝撃を50％も吸収するといいます。

 

加えて、免震装置と比較して制振装置は価格が安いというメリットもあります。

 

ミサワホームにMGEOを組み込んだ場合、もちろんオプションとなるのですが50万円程度の追加。

 

これが免震装置、ミサワホームは免震装置を出していませんから、単純な比較は難しい。

 

しかし、免震装置は数100万円かかるというのですから、、、。

 

免震と制震、どちらが優れているかというのは、趣旨と外れますから、ここでは触れないでおきます。

 

しかし両者とも、もしもの安心のためにあると考えるならば、価格は安いに越したことはない。

 

価格が高すぎてあきらめる免震よりも、付けておいて備える制震装置だと思うのです。

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