ミサワホーム スマートスタイル 蔵 価格

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ミサワホームのスマートスタイルは木質パネルでモノコック構造を構成している企画住宅のブランド名で、モノコック構造とは、板状の構造材で上下四方を囲ったもので、非常に構造耐力の高いものです。

 

スマートスタイルでは、全９タイプが用意されており、蔵と呼ばれている大収納を特色としていると共に、天井高が高いのも特徴です。

 

蔵と呼ばれているものは、１階の天井裏（２階の床下）に設けられた収納スペース、

 

あるいは小屋裏の設けられたロフトスペースを指し、建築基準法上では直下階の床面積の１／２以下で、最高天井高1.4ｍ以下のものは階数や延床面積に算入しないという基準を利用したものです。

 

たとえば、１階の天井裏に蔵を設ける場合で１階の床面積が60m2であれば、基準の範囲では天井高1.4mの空間が30m2まで造れることになり相当な広さと言えますが、実際の企画プランでは限度一杯のものはありません。

 

また、１階と２階の間に蔵を造ることから、蔵のない部分では必然的に１階の天井高が高くなると言うメリットもあります。

 

なお、価格的には注文住宅ではなく、企画住宅（プラン）ですから比較的ローコストに抑えられていますが、本体の坪当たり価格は５５万前後になると思います。

 

ミサワホームのスマートスタイルにはAタイプと言う平屋があり、子世代が自立・独立した後の親世代用の建て替えや、小家族向けとしてのコンパクトな83m2と使い勝手のよいプランとなっています。

 

メーカーカタログでは、「HAPPY DESIGN」、「健康デザイン」、そして「楽々デザイン」などとあまりよく判らない言葉を使っていますが、つまりは高齢者から小さなお子さんまで障害なく使えるユニバーサルデザインを基本としており、ミサワらしい随所にセンスの良さ感じるよく出来たプランだと思います。

 

間取りは１LDKですが、書斎やテラスなどもあり、ゆったりとした造りで蔵やタタミ敷きのロフトもあるため、夫婦２人なら狭いと感じることはないでしょう。

 

一般的に、平屋は２階建てに比べて坪当たり価格が割高になるものなのですが、このスマートスタイルでは良く価格が抑えられており、カスタマイズやオプションを抑えれば本体の坪当たり価格は５０万円代前半で納まると思います。

 

ミサワホームのスマートスタイル・ゼロと言うのは、ZEH(ゼロ・エネルギーハウス）を目指した国の住宅施策をメーカーでアレンジしたもので、スマートスタイルの全モデルを指しているものではありません。

 

ZEHと言うのは、住宅の断熱性能を上げ冷暖房機の負荷を下げ、調理や給湯器などで使用するエネルギーも省エネタイプを採用し、さらにソーラパネルなどのエネルギー創出機器で住宅の熱エネルギー消費量をプラスマイナス・ゼロとする住宅のことを言います。

 

スマートスタイルでこのコンセプトを全面的に取り入れたものにeタイプがありますが、他のタイプでもソーラパネルなどを追加して、ZEHに、あるいはそれに近いものにすることは可能だと思います。

 

一般的にソーラパネルの価格は、キロワット当たり３５万円前後ですから、標準的な６キロワットほどのものでは２１０万円ほどが別途費用として必要になります。

 

これを、eタイプ（38坪）の坪当たりに換算すると5.5万円ほどですから、標準仕様のソーラパネル含みの坪当たり53万円前後と言う価格は安く抑えられていると思います。

 

ミサワホームのスマートスタイルｂの由来は、Best BasicやBetterment（向上）のｂを採用したようで、タタミコーナーや学習コーナーなどで工夫はされていますが、基本的には3LDKのよく見かける間取りで汎用性は高いと思います。

 

プラン的には、南玄関タイプが１つ、西向き玄関タイプが３つの計４タイプありますが、個人的には西向き玄関の40−2W-1-BRが外観・間取り共にいいと思います。

 

シャープできれいな切妻屋根、１階の南側全域に取ったタタミ敷き６畳と続いているリビング・ダイニング、２階のゆったりした主寝室と付属の蔵、そして２階のロフトにある子供部屋のプランは基本を押さえながらも夢があっていいと思います。

 

このプランの大きな切妻屋根は、片面が南側を向くためソーラパネルの設置でゼロ・エネルギーハウスも可能ではないかとも思います。

 

ミサワホームのスマートスタイルｇのコンセプトは、Grand、Guest、Graceful、さらにはGrowとしているようで、何やら言葉遊びのようにも思えますが、ゆとりがその中心ではないかと思います。

 

ゆとりが現れているのは、リビング・ダイニングが他のタイプより比較的大きく配置されていることで、用意されている３プランは全て南玄関で、延床面積134m2が１つと115m2が２つの計３プランとなります。

 

全プランに共通しているのは、センターリビングを採用していることで、どの部屋に行くときもリビングから見えるため、家族の触れ合いが自然と増え、コミニケーションも深まることでしょう。

 

外観的には、９タイプの内で唯一下屋を持ったもので、他が総二階となっている中では異色的な存在で、注文プランのようなスタイルになっています。

 

ミサワホームのスマートスタイルｋは、小屋裏２階建てと言われるもので、１０年ほど前から住宅市場で次第に普及してきたもので、ミサワはその先駆者ともいえるでしょう。

 

特徴としては、一見した外観上では平屋に見えることですが、小屋裏を２階利用するために屋根勾配を一般的な住宅の屋根に比べて急勾配となっていることも挙げられます。

 

また、このタイプでは、その構造上の制約から蔵スペースは設けられてはいませんので注意が必要です。

 

なお、このタイプの平面プランで用意されているのは１種類のみで、延床面積は37坪と比較的大きいのですが、内部間仕切りがほとんどなく、ユーザーがその利用形態に応じてカスタマイズすることを想定しているようです。

 

蔵やロフトは、構造的に変更することが難しいため、将来の改造リフォームを計画している場合には、内部の構造間仕切りが少ないこのタイプがいいと思います。

 

ミサワホームのスマートスタイル商品で値引きはあるか？と聞かれたら、ミサワに限らず大なり小なり値引きはあるのが実情と言わざるを得ないでしょう。

 

しかし、ミサワが、あるいはスマートスタイルが特に値引きされるか、となると一概には言えないと思います。

 

値引きの有無や大小は、事業者の都合や担当営業マンによることが多く、期末や〇〇セールなどとイベントをしている時がチャンスです。

 

値引き額は、大きい方がいいのですが、事業者も赤字で販売することはなく、感覚的には１０％前後が最大と考えておく方がよく、いきなり数百万や１０％以上の値引きを申し出てくる事業者は経営状態を疑ってみる必要があります。

 

具体的な金額値引きではなく、設備や仕上げ材のグレードアップオプションをサービスしてもらうのも交渉のひとつですから、どのようなオプションがあるのか、またその費用はいくらかを知っておくことも必要でしょう。

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