ミサワホーム 免震

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耐震・制震・免震。

 

どれも「地震の衝撃を緩和する」という目的は共通していますが、その方法が全く違っています。

 

本当に地震に強いのはどの装置を搭載している家なのでしょうか？

 

家の「強さ」を語る上では、「地震の揺れにどこまで耐えられるか？」というのが一つの基準になります。

 

これに関して知っておくべき言葉として挙げられるのが「免振」「耐震」「制震」の3つのキーワード。

 

みなさんはその違いを正しく理解しているでしょうか？

 

とりあえず、簡単におさらいしておきましょう！

 

免震

地面と建物の間に特殊な装置を設置し、それでもって地震のエネルギーを吸収する工法です。

 

これにより、建物に地面からの揺れがダイレクトに伝わるのをブロックします。

 

耐震

建物の倒壊を防止するために、構造の骨組みを工夫すること。

 

家の構造そのものの強度をUPさせて、揺れに耐えられるようにする工法です。

 

制震

ダンバー（バネやゴムなど、弾性を持つもの）を取り付けて、建物内に伝わる地震エネルギーを吸収する工法です。

 

これによって揺れを抑えることができます。

 

 

ミサワホームの家はどうなのか？というと、元々耐震性の高さには定評があったようで。

 

さらに制震の技術を加えた「MGEO（エムジオ）」というシステムでその強さは確かなものとなり、東日本大震災でも多くのオーナーさんの命を救ったと言われています。

 

強固な耐震構造に「制震」技術をプラスした「MGEO」で、4日間で計39回にも及ぶ加震実験に耐え抜いたというミサワホームの建物。

 

ですが、「免震」についてはどうなのでしょうか？

 

ミサワホームの公式サイトの記述によれば、「免震に効果のある装置（免震ゴムなど）は一般的な戸建てに採用するにはコストがかかり過ぎる」とのこと。

 

そこで、「免震ではなく制震で強さを向上させよう」と考え、生み出されたのが「MGEO」だったんですね。

 

開発当時は、戸建て向けの制震装置というのはほとんど普及していなかったのだとか。

 

そこを、「制震は免震よりも低コストだし、設置条件に制約がない」と考えて、あえて「制震」で攻めていったというところにミサワホームの勝因があったのでしょう。

 

ハウスメーカーによって採用している地震対策は異なりますので、「MGEOに惹かれてミサワホームを選んだ」という方もいれば「免震装置がないからやめた」という方もいます。

 

私の友人も、一条工務店の「免震」かミサワホームの「MGEO」かでずいぶんと迷っていたようですが、結局はミサワホームを選んだそうです。

 

決め手となったのは、全体的なバランス。

 

「万が一の地震がきた場合のこと」だけを重視して外観やインテリアを妥協するか？

 

それとも、来るか来ないかわからない「万が一」よりも毎日のワクワク感を大事にするか。

 

二つを天秤にかけた時、彼女は「免震」の一条工務店よりもトータルでバランスのとれたミサワホームを選んだというわけです。

 

みなさんも、住宅メーカー選びで迷った時は、一つの装置や特徴にこだわるのではなく、総合的に判断することが大事ですよ！

 

何十年も住み続ける家ですから、より強く「愛」を感じられる家を選びたいものですね。

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