県民共済住宅 パワーボード

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県民共済住宅ではパワーボードを外壁材に用いることができます。

 

非常に優れた性能を持つパワーボードなのですが、だからといって完璧ではない。

 

県民共済住宅では標準で使える他の外壁材もありますから、十分な検討が必要です。

 

パワーボード、県民共済住宅でパワーボードといえばヘーベルパワーボード。

 

旭化成ホームズの「あの」ヘーベルハウスが売りにしている外壁材のことです。

 

なぜ「あの」なのか？それは、2015年に起こった鬼怒川の決壊でのことです。

 

集中豪雨で引き起こされた大水害、テレビ中継もされており多くの人々の目を集めていたのです。

 

数々の日本風の住居が流されていく中で、濁流の中建ち続けていたのがヘーベルハウス。

 

それ以来、一気にヘーベルハウスの評価が高まったのです。

 

ヘーベルハウスの特長は重鉄骨で作り上げられた躯体、そして外壁材に用いられているヘーベルパワーボードがあげられます。

 

まあ、濁流に耐えられる強さは主に躯体にあったのではないかと思われるのですが、ヘーベルパワーボードもタフさでは折り紙つき。

 

そんなパワーボードを県民共済住宅では外壁に用いることができますよ、ということなのです。

 

このパワーボード、ALCと呼ばれる軽量気泡コンクリートで出来ています。

 

特長はコンクリートならではの耐久性や耐火性。

 

そして気泡を含んでいるので実現できた軽量性と調湿力です。

 

ちなみに県民共済住宅の他の外壁材は、ニチハなど一流メーカーのサイディング。

 

これでも充分かと思われるのですが、厚さは15mm前後。

 

一方、パワーボードの厚さは37mm、これだけで全然説得力が違う。

 

壁が厚ければ頑丈でしょうし、遮熱性も高いでしょう、そして遮音性も高いとなると、択一でパワーボードとなりそうです。

 

加えて、県民共済住宅の場合パワーボードも標準仕様に入っていますから、価格をアップすることなく選ぶことができるのです。

 

ところが、パワーボードも完璧ではありません。

 

まず、パワーボードはデザインのバリエーションが非常に乏しい、これが最大の弱点。

 

さらに、現場で塗装する必要がありますから、塗装のメンテナンスまでの期間が気になります。

 

その点、県民共済住宅のサイディングは15年間の保証付き、これは工場で高品質な塗装をしてから施工するからでしょう。

 

加えて、デザインも非常に豊富、見た目はサイディングの方がおしゃれに見える、まあ好みの問題ですけれど。

 

加えて、軽量といえどもパワーボードはコンクリート。

 

サイディングと比較すればどうしても重量がありますから、構造躯体にかかる負担が心配になってきます。

 

さあ、どちらを選ぶのか？

 

後は、施主さんの好み次第ということになりそうです。

 

もっと、耐久性が高い外壁材は、県民共済住宅にはないの？

 

そんな声に応えるために、タイルも用意されています。

 

ただし、オプションですから、費用がかかってく点を忘れてはいけませんね。

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