県民共済住宅 グラスウール

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断熱材として県民共済住宅でも用いられているグラスウールは、防音など他の面でも優秀な素材です。

 

発泡ウレタンのほうがさらに優秀とされていますが、オプション価格がかかってきます。

 

グラスウールで充分と思われますが、どう思われますか?

 

グラスウールはガラス繊維でできた、綿のような素材で、住宅だけでなく工場や体育館などの断熱材として広く用いられています。

 

スピーカーや防音室の吸音材としても用いられるほか、防火性や耐久性にも優れた素材、さらにローコストでも知られています。

 

原料は自動車や住宅、蛍光灯などの廃ガラスをリサイクルして利用しているので、環境に優しい素材ということもできるでしょう。

 

県民共済住宅では、壁の中をグラスウールなどの断熱材で埋める充填断熱という方式をとっています。

 

これは木造住宅で一般的な断熱方式で、外壁と内壁の空間を利用するので、スペースを有効活用した方法です。

 

一般的、つまり多くの実績があるということですし、施工にも慣れているということですから信頼できる工法といえるのです。

 

しかしグラスウール以上の断熱材があるとのうわさ、それは発泡ウレタンです。

 

グラスウール以上の断熱性能をもつ上に、住宅の内側から吹きつける素材なので、気密性も高めることができるというもの。

 

グラスウールは敷くだけですから、たしかに気密性は発泡ウレタンのほうが高そう。

 

注文住宅ですから、どうするかは施主が決断することになります。

 

グラスウールは施工の方法により、住宅によくないとの説もあります。

 

グラスウールは結露水や湿気をため込み、仕上がった壁の中でずれてしまうことがあるといいます。

 

ずれたグラスウールは水分を含みっぱなしになるので、木材や壁に悪影響を与え、住宅の寿命を縮める原因になるというのです。

 

県民共済住宅では、発泡ウレタンの使用はオプションになっており、延べ床面積45坪程度の2階建ての家ならば60万円程度のアップ。

 

グラスウールに不安を感じた方は、一度検討の価値はあるかと思います。

 

また、断熱性をさらに高めるには断熱材で家ごと覆う、外張り断熱を併用する方法もあります。

 

これは外壁とサイディングの間にボード状の断熱材を入れる方法で、充填断熱では手薄になる柱の部分も断熱できます。

 

これにより、高い断熱性を得るとともに、柱を保護することもできるので、快適で安心な家になるというのです。

 

また、断熱材（主にグラスウール）が裏に付いた金属系のサイディングで覆うという方法もあります。

 

このようにさまざまな方法で、断熱が高められた家の快適さは格別という声があります。

 

その一方で、体感したことがない以上断熱の有難味についてはわからないとの声もあるのです。

 

県民共済住宅は寒冷地や豪雪地帯に、注文住宅を建てるわけではありません。

 

ですから断熱に関しては、ほどほどのもので必要充分と思われるのですが、いかがでしょうか？

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