県民共済住宅 セレックプラン

トップページ ＞ 大注目の県民共済住宅はオプション価格がお値打ちだった ＞ 県民共済住宅のサービス過剰体質を語る今は亡きセレックプラン

セレックプランとは、県民共済住宅で過去に有った建築プラン。

 

しかし、次第に意味がなくなってきて、廃止されました。

 

それもこれも、過剰サービスとも思える県民共済住宅の体質から。

 

セレックプランはなくなっても、それ以上のものが残っています。

 

坪単価は31万8,000円、他のローコスト系ハウスメーカーと違い、坪単価を安く見せようというトリックはなし。

 

構造はオーソドックスな木造軸組み工法、床下換気に効果的な基礎パッキン工法を採用、主要構造材はヒノキ4寸角。

 

内装材はホルムアルドヒド対策も万全、選べる建材も建具もグレードは高い。

 

設備も一流メーカー品ばかり、シャワートイレ2台も標準。

 

バルコニー2坪も標準、エアコン2台も標準、さらには風呂場も通常より広めの1.25坪。

 

このまま、延々と続けられる県民共済住宅の優秀さです。

 

他のハウスメーカーの選択肢はないのではないかと思える充実ぶり。

 

これで建て売り住宅ではなくて、注文住宅と言うのですから文句はありません。

 

その昔のアップルコンピュータ、ユーザーは「propagator」などと呼ばれていました、もちろん、アメリカでです。

 

propagator＝布教者という意味、日本でも「信者」と呼ばれていました。

 

黙っていても、周りの人々にアップル社の製品の良さを説いて回る、そんなイメージでしょう。

 

それだけ当時のアップルの製品は、現在にもまして魅力があり（あるように思え）、素晴らしかった（ようにに思えた）のです。

 

同様のことは県民共済住宅にも言えるように思えます。

 

出来るだけ余分な経費をかけずに、少しでも施主の経済的負担を軽くする、そんな名目で営業マンを置いていません。

 

その代わりに、県民共済住宅の熱心なファンがいるのです。

 

たくさんのブログを目にするたびに、そんなことを思い出します。

 

口の悪い人たちは、県民共済住宅のファンになることを「入信する」なんて言ったりします。

 

でも実際住宅がいいから、営業マンもいないのに、埼玉県内だけで全国展開している中堅メーカー並みの実績があるのです。

 

その昔、といっても創業以来20年ちょっとしかたっていませんが、県民共済住宅には「セレックプラン」というものがありました。

 

ひな形が何通りかあって、その中から建てたい住宅を選ぶというものです。

 

しかし、サービス精神が旺盛な設計担当が多かったのか、どうなのか。

 

融通を利かせまくった結果、ほとんど注文住宅と変わらない家が建ってしまったという話です。

 

意味をなさなくなったセレックプランは、廃止になりました。

 

よく似た話に、オプション価格があまりにも安いから、みんなオプションしか選ばなくなったということが最近ありました。

 

結果、現金大量仕入れによる格安の標準品が余ってしまうようになり、標準品のメリットがなくなりそうになりました。

 

そこで、オプションの制限がかかるようになったのです。

 

至れり尽くせりの県民共済住宅、セレックプランなど色々試行錯誤があったようですね。

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