リフォーム DIY

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どのような作業でも同じですが、それが成功するか否かは段取り、つまり準備が鍵を握っており、DIYでリフォームする際にも全体のストーリーをある程度描いておくことが大事です。

 

DIYでリフォームするためには、家具などの仮り置き場をどうするか、重量物の移動方法、養生方法、作業時間の予測と確保、使用する材料や道具など、これらを十分に計画しておかないと思わぬところでつまづく恐れがあります。

 

例えば、クロスの貼り替えにおける作業と道具を順に挙げていくと、まずは壁際の家具の移動から始まり、既存クロスの撤去・処分、下地調整用のパテとヘラ、張り替えようのクロスと糊・パレット・ローラー・刷毛、カッター・押さえローラー・押さえ刷毛・カット定規、となります。

 

これらを具体的にイメージして、全体ストーリーを造り上げておこことが、DIYリフォームの第一歩と言えるでしょう。

 

DIYリフォームを趣味にしている人の中には、玄人並の知識やテクニックを持っている人もいますが、一般的にその範囲はやはり限定されるでしょう。

 

例えば、床の貼り替えでDIYで行えるのは、洗面・トイレなどのクッションフロアあるいはプラスティックタイルなどで、フローリンの貼り替えなどは一般的なDIYでは手に負えないもので、ワックス掛けやキズ補修などが限度だと思います。

 

さらに、床のリフォームは家具の移動を完全に行うことが必要で、壁クロスの貼り替えに比べてもハードルが高く、DIYで行うのはあまり勧められません。

 

ただし、フローリング柄をプリントしたクッションフロアやプラスティックボードフロアなどでは、前者が厚み３mm前後、後者では1.5mmのものがあります。

 

既存のフロアの上に重ね貼りすることも出来るため、少し工夫が必要ですがDIYリフォームも可能だと思います。

 

天井のクロス貼り替えも壁のクロス貼り替えも、使用する道具や手順などで変わることはありませんが、その施工難易度はまるで異なり、趣味の範囲でのDIYリフォームとして見た場合、かなり難しい作業になります。

 

例えば、壁の場合は天井付近の作業も脚立ひとつで、そして一人でも通常の姿勢で行えますが、天井クロスの場合には脚立ひとつでは難しい上に、上を向いたままの姿勢で長尺のクロスを貼らなければならないため、一人ではきれいに貼ることが難しくなります。

 

ですから、天井のクロスを重力に逆らって貼るためは、下地にクロスが貼り付くまでは、作業を進める人とサポートする人の2人で進めることが失敗しないコツとなります。

 

なお、上記のようなリスクを避ける方法としては、既存クロスの上に塗装する方法があり、クロスの上塗り用の塗料も市販されていますので、個人的にはお勧めです。

 

外壁のリフォームとなると、塗装の塗り替え、まれに破損した外壁の補修などがありますが、いずれの場合もDIYでは非常にハードルの高い内容になります。

 

ハードルの高い理由としては、まずは高所であること、面積が大きいこと、そして天候に左右されることなどがあります。

 

中には足場もDIYで組めると言う強者もいらっしゃるでしょうが、高さが５m以上の足場組みには、技能講習を受けた資格者である必要があるため、２階建てではまず無理です。

 

また、塗装前には洗浄や下地処理が必要で、相応に必要な作業時間を天候を見ながら行うのはDIYの範囲を超えていると思います。

 

何よりも、高所作業では落下の危険もあるため、外壁リフォームに関しては専門業者に依頼し、地表周りに発生しやすいカビの洗浄や防止などのメンテナンスをDIYで行うことを勧めます。

 

トイレのリフォームには、便器の交換や内装のやり替えなどがあり、DIYを得意としている人であれば、それらの全てを行うことも可能だと思います。

 

しかし、便器の交換には、重量物の撤去・搬出が伴うこと。

 

そして設置にはそれなりに専門的な知識が必要であること、さらには交換後の漏水などの不具合の懸念もあるため、できれば便器の交換は専門業者に依頼することを勧めます。

 

一方、内装リフォームはその面積が比較的小さいこともあり、DIYでも比較的やりやすい部分でしょう。

 

リフォームに限らず、半日で終わる作業も１日かかる作業も、それに要する段取りや交通費は変わらないため、半日ほどで終わるトイレの内装を業者に依頼した場合には、単位面積当たりのコストも高くなり決してコストパフォーマンスのいいものではありません。

 

ですから、トイレのリフォームでは、便器の交換を専門業者に依頼し、内装をDIYで行うのがコストパフォーマンスを上げると共に、漏水等のリスクを減らすやり方だと思います。

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