リフォーム トラブル

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リフォームに限らず見積りには必ず前提条件があり、その前提から外れた場合の費用は追加費用とするのが一般的ですが、事前の説明や理解が十分でないとトラブルの原因にもなってしまいます。

 

特にリフォームのように見えない既存下地を想定して見積る場合には、仕上げ撤去後に想定外の下地形状や劣化で新たに下地から造り直さなければならない場合があります。

 

また、屋根の塗装リフォームのつもりが、いざ工事で屋根に登ってみると瓦の割れが見つかり、さらに屋根裏に入ってみると雨漏りの痕跡が見つかることもあります。

 

このように、下地の状態が想定外であったり、予測していない雨漏りが見つかると、再見積りや追加費用になるだけでなく、見積りの際の事前調査不足に対する不満も残ります。

 

従って、リフォーム見積りの説明を受ける際には、その前提条件、あるいは外壁塗装やクロス貼替えなどのように、ある程度の下地調整が含まれているものでは、その範囲や程度を事前に確認しておくことが重要です。

 

リフォームでの注意点には、見積額、工事内容、そして保証などと多岐に渡るため、それらの全てを未経験者が注意して確認していくためには、相当のエネルギーと時間を要します。

 

見積額や工事内容の適否、そして保証内容の合法性などは、それぞれに相場観や建築知識と経験、そして瑕疵担保に関する法律知識が必要になります。

 

既に信頼できるリフォーム業者にリピート依頼する場合は良いのですが、初めての業者の時には、やはり上記の注意点などを考慮して相応に努力することが必要になるでしょう。

 

業者選定では、現場調査や見積り説明時の内容と態度などから判断するのも方法ですが、可能であれば建築士や技術者の第三者意見を参考にすることも必要だと思います。

 

リフォームは一度で終わるものではなく、快適な生活を継続させるには10数年ごとに必要となるものですから、出来るだけ早い時期に信頼できる建築士や技術者、そしてリピート依頼できる業者を見つけておくことを勧めます。

 

リフォーム工事でうるさいのは、電気工具やハンマーを使うものが代表になりますが、逆に言うとこれらを使わない業種はクロス貼りくらいのものでしょう。

 

また、うるさいと感じる音は電動ドライバーやドリルなどから伝わる振動音で、マンションでは下地からコンクリートへと伝わり、防ぐことは不可能だと思います。

 

ですから、リフォームの際には近隣に挨拶を兼ねて工事期間や工事概要を知らせておくことが重要で、一般的なマンションの管理組合規約では事前に管理組合に知らせることとなっています。

 

一方、戸建て住宅では上に挙げた振動音ではなく、空気伝達音になりますから窓を締めておけば一定の効果がありますが、ホコリや暑さから常に締めた状態で工事を進めるのにも無理があります。

 

以上から、リフォーム工事がうるさいのは避けられず、これをトラブルにしないためには、事前の挨拶と共に工事期間中の近隣へのフォローも必要だと思います。

 

戸建て、マンションに限らずリフォームをする時には、ご近所挨拶をしておくことがトラブルを最小限にする方法です。

 

また、その際には最低でも工事期間を知らせておくことが重要で、いつ終わるか判らない騒音は不満を増大させます。

 

なお、塗装を伴うリフォームでは、臭いがトラブルとなることもあるため、事前に塗装日も告知しておくといいでしょう。

 

一方で、リフォーム業者には道路駐車や通行でトラブルを起こさないこと、マンションでエレベーターを利用する際には養生や住人優先を徹底するように依頼しておきましょう。

 

さらに、ご近所挨拶はリフォーム業者に任せきりにするのではなく、施主も同行して行うのが基本で、その際の手土産には日常で使うタオルやウェットティッシュのテーブル置きタイプなどがいいと思います。

 

親しい人だから、小さなリフォームだからと、ご近所挨拶を疎かにすると、思わぬトラブルや意地悪を受けることがあるため、上に挙げた工事期間や工事概要などをきちんと説明しておくことを勧めます。

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