リフォーム 失敗

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リフォームの各作業は比較的短時間で完了することが多いため、気が付いた時には確認しておきたかったことが見えなくなっていたりして、失敗あるいは後悔を感じることがあります。

 

たとえば、システムキッチンや洗面台の交換では、撤去時に漏水の痕跡の有無を確認できますし、ユニットバスの交換では外壁の断熱材の劣化状況、さらには換気パイプ周りの結露の有無なども確認できます。

 

これらの確認を、リフォーム業者に任せられる場合もあると思いますが、できれば自身の目で確認し、異変が見つかった時にはきちんと説明や評価を受けることが重要だと思います。

 

以上は工事期間中の失敗例ですが、完成後に失敗と感じることには、住設備のオプション類があります。

 

住設備の機能は益々多種多様になり性能も上がってきていますが、機能が便利であることと必要であることは別ですから、実生活の中でその必要性をシミュレーションしてみることを勧めます。

 

リフォームを計画する時には、クロス貼替えや住設備の取替など、何らかのメインとなる工事がありますが、そのことに気をとられて後から後悔してしまうような雑工事や改善があります。

 

例えば、ユニットバスの交換では、換気扇や照明器具の接続に電気工事業者が、そして出入り口部分の修復では大工仕事が必要となりますが、それらの作業は数十分あるいは数時間で終わるもので、各職種ごとのコストは割高なものになります。

 

しかし、例えば電気工事では、他の部屋の旧式のスイッチをワイドスイッチやホタルスイッチへの交換、あるいは２口コンセントを３口への変更などを合わせて依頼しておけば、僅かな追加費用と時間で改善でき、コストパフォーマンスの高いものとなります。

 

また、出入り口の大工工事に合わせて、各居室の出入り口のドアノブを握り玉タイプから、高齢者でも開閉が楽なハンドルレバータイプへの交換を依頼しておけば、同様に比較的安く改善することができます。

 

このような雑工事は、単独で依頼すると割高になりますが、メインのリフォームに合わせるとコストパフォーマンスの高いものになりますので、日頃から小さな改善点をリストアップしておくことを勧めます。

 

リフォーム工事が運悪くずさんであった場合、施主がクレームで手直しを求めるのは当然ですが、残念ながら手直しや補修ではきれいな仕上げは望めません。

 

手直しや補修は、不具合部分を対症療法で対応するものですから、最初から丁寧に施工された仕上げとは根本的に異なり、時間の経過と共に手直し部分が再び不具合として現れる傾向があります。

 

従って、ずさんな施工による不具合が見つかった時は、手直しではなくやり替えを求めるのが基本ですが、丁寧な仕事とずさんな仕事との線引が非常に曖昧で、双方の主観が大きく食い違う場合にトラブルや不満になってしまします。

 

一方、リフォーム工事はほとんどが手仕事であるため、工業製品のような均質な仕上げを求めるのは無理があることを、施主側も認識しておく必要があります。

 

いずれにしても、ずさんな工事への対処方法、あるいはクレームに発展するか否かは、施主とリフォーム業者との関係が大きく影響しますので、見積りから着工までの間に信頼関係やコミニュケーションを築いておくことが大事です。

 

リフォーム工事後に今まで感じなかった頭痛が頻繁に起こる場合は、使用された建材に含まれているホルムアルデヒドやVOC（揮発性有機化合物）によるシックハウス症候群かも知れません。

 

現在の建材には、上記のホルムアルデヒド等の発散量を示すF☆☆☆☆（フォースター）のような記号が印刷あるいはシールが貼り付けられており、☆マーク４つが最高位とされています。

 

ここでよくあるのは、F☆☆☆☆ならホルムアルデヒド等がない、と勘違いされることで、この記号は含まれているホルムアルデヒド等の発散スピードを表わしており、リフォーム直後の締め切った部屋などでは、やはり濃度が上がってしまいます。

 

このホルムアルデヒド等はフロア合板やクロスにも含まれており、例えF☆☆☆☆であっても少しづつは発散しているため、リフォーム直後には意識して換気回数を増やすことを勧めます。

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