リフォーム 期間

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リフォーム工事の規模や既存状況によって異なりますが、いくつかの例を参考にそれぞれの標準的な工事期間を考えて見ましょう。

 

外壁塗装であれば、足場組みに１日、壁面の洗浄に１日、既存の目地シーリングの撤去・新設と下地調整に２〜３日、マスキング・養生で１日、下塗り・上塗りで２〜３日、足場撤去に１日で、稼働日合計は９〜10日になりますからほぼ２週間になります。

 

浴室のユニットバスリフォームでは、既存の撤去・搬出に１日、新設に１日、出入り口等の修繕・補修に１日で、計３日ほどになりますが、それぞれの工程が丸一日掛かる作業のものではないため、段取りが上手くいけば２日で終わります。

 

トイレの便器交換とクロスの貼替えでは、午前中に便器交換、午後からクロスの貼替えと１日で終わってしまいますが、現実には２日と見た方がいいでしょう。

 

なお、クロスの貼替えでは、リビング・ダイニンのような比較的広い部分でも１〜２日が目安となります。

 

リフォーム工事では、各業種によっては数時間あるいは半日で終わるものがありますが、空白時間のない引き継ぎ作業が難しいため、作業量に対して比較的工事期間が長くなる傾向があります。

 

本格的なリフォームで、数週間掛かるような工事規模では、その間の休日や工程の空隙はさほど気にならないかもしれませんが、数日で終わる工事が１週間も掛かるようでは不満が残ります。

 

例えば、ユニットバスの取替工事では、ユニットバス業者、給排水業者、電気業者、さらに出入り口付近の修復では大工やクロス業者も関わりますが、それらの各作業はそれぞれに一日の作業量がある訳ではなく、数時間あるいは半日で終わるものばかりです。

 

そして、それらの短時間作業を順序よく空き時間なく繋げられれば最短の日数で完了しますが、急な発注では効率の良い工程が組めなくなり日数が延びる傾向にあります。

 

ですから、リフォームを計画する際には余裕をもつと共に、着工を急がせることは避け、ある程度はリフォーム業者の都合を聞きながら効率の良い工程を組んで貰うことがリフォーム日数を短くすることに繋がります。

 

外壁や屋根の塗装リフォーム時期は、色褪せやチョーキング現象が現れる10年〜15年と言われ、比較的知られるようになりましたが、水回りや内装リフォームの時期はどのように判断すればよいのでしょうか。

 

システムキッチンの経年劣化で修理や交換が必要になるのはコンロ部分で、ガス・IH共に10年〜15と言われ、グリルについてはそれよりも短くなり、いずれの場合も日頃の清掃や扱い方で大きく変わります。

 

洗面カウンターでは混合水栓、トイレでは自動給水装置のボールタップや便器と排水管との接続部分のフランジのパッキンで、いずれも一般的には修理で直るため、リフォームでの交換理由は新商品の魅力が主なものになるでしょう。

 

クロスの貼替え理由は、繋ぎ目部分の剥離や日焼けなどによるもので、早い場合には数年で現れますが、他のリフォームに合わせて行われるのが一般的で、概ね10年前後としておけばいいでしょう。

 

このように考えてみると、10年〜15年でリフォームが必要になってくる部分が多く、計画的に進めないとリフォームが集中してしまうことになります。

 

それらのリフォームを一気に行うのもひとつの方法ですが、住みながらのリフォームでは難しいため、10年を迎えるころから計画的に行う方がいいと思います。

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