既存の住居部分をリフォームでサンルームとする場合、あるいはエクステリア製品を利用してサンルームを追加する時、これらに少し工夫を加えてオリジナリティーのあるものにする方法を考えてみましょう。
住居部分をリフォームでサンルームとした場合、それだけでは外観上の変化がありませんが、出入り口上部にオーニングやサンシェード類を加えると、屋外との繋がりもできオシャレなサンルームになります。
その場合、サンルームの床を一段下げて土間とし、庭から土足のままで出入りできるようにするのも面白いと思います。
既製のエクステリア製品を利用する場合、それだけでは工場製品の単調さと味気なさで面白みに欠けますが、サンルームの前面や周囲にウッドテラスを、あるいは出入り部分に石やタイルなどの自然素材を利用したアプローチ床を設けると味わいが出てきます
工事には、配線替えと冷媒管穴を新設する作業があり、それほど大きなで作業にはなりませんが、追加する場合は、ホーム分電盤からの配線や場合によっては分電盤の取替えも必要になる場合があります。
エアコンの取付け位置は、外壁側で部屋の短辺側が一般的ですが、リフォームでそれ以外の壁に移設や追加する場合には、冷媒管が室内に大きく現れることになりますので注意が必要です。
また、エアコンの電源は専用回路とするのが基本ですから、リフォームで追加する場合にはホーム分電盤から設置場所までの配線が露出となる場合もあります。
なお、冷媒管の化粧カバーや露出配線用の化粧カバーもありますが、全く目立たないと言う訳ではないため、エアコンの移設や追加では業者への相談も含めて十分に検討しておきましょう。
バルコニーのリフォーム理由は漏水、あるいはその恐れがある場合がほとんどで、それらの原因には経年による自然劣化のものと、居住者の利用形態によるものとがあります。
経年による自然劣化は紫外線によるものが大半で、バルコニーへの陽射しの当たり方によって異なりますが、一般的な耐用年数は十数年が目処とされています。
これを防ぐためには、バルコニー床面にデッキ類を敷くことが有効ですが、そのことで防水表面にキズが付かないようにすること、そして床面との間の清掃を定期的に行うことも必要になります。
居住者の利用形態によって起こるリフォーム原因には、物干しポール台などの重量物を引きずることで出来るキズがあり、直接的な漏水の原因となります。
また、植木鉢等をバルコニーの壁際に置くことで、通風が悪くなり防水層の立上りエンドの防水シーリングにカビや藻が発生し、劣化・剥離して漏水になってしまいます。
従って、時折は植木鉢等の移動を行い、カビや藻が発生している時は洗浄・乾燥させ、劣化原因を減少させることが重要です。
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