リフォームで外観をリフレッシュする方法の代表には塗装替えがありますが、外観をイメージチェンジするほどの効果はなく、イメージを刷新するには、外壁のテクスチャーを変えるなどの工夫が必要になります。
外壁の塗装を行う動機としては、色褪せやチョーキング現象などの塗装劣化がありますが、特に1階の地面に近い部分では、カビや藻の発生で劣化が進んでいる場合があります。
このような場合、劣化対策と同時に外壁材の見直しで外観のイメージチェンジを図ることも選択肢としてはお勧めです。
外壁材で多いのはサイディングだと思いますが、1階と2階の境界付近に見切りを入れて1階部分の外壁のみをタイルあるいはモルタルに変更すると、比較的低コストで外観イメージが大きく変わり高級感も出てきます。
また、その際には劣化しやすい1階の外壁内部も確認できますので必要であれば、防水や防腐、さらには断熱の改修・改善も合わせて行うようにしましょう。
住宅の外観イメージは外構で大きく変わり、中でもシンボルツリーの影響が大きいため、外構リフォームの際には取り入れてみることを勧めます。
シンボルツリーと言えば広い庭と大きな木を想像してしまいますが、例えば玄関脇の小ぶりのものでも十分に効果を出すことが出来ます。
ただし、成長が早かったり大木になるような樹種は避けるべきで、将来に住宅に劣化や損傷を与えそうなものは選ばないようにするべきです。
シンボルツリーの樹種には常緑樹がよく、できれば花が咲き、実が付くものが季節感があっていいと思います。
シンボルツリーに多いのは、シラカシ、シマトネリコ、ソヨゴ、ヤマボウシ・・・などがありますが、幹が太くなりすぎず枝が拡がりすぎないものを選ぶのがコツで、定期的な剪定も必要です。
外構を含めた住宅の外観は、居住者の人柄や趣向が現れるもので、シンボルツリーは正にその代表ですから、色々と楽しみながら選択されてはいかがでしょうか。
ガレージに必要な広さの平均は15m2前後ありますから、オープン、ビルトイン、のいずれの場合でも限られた面積の中では有効活用することが大事で、リフォームする機会があれば見直してみましょう。
有効活用と言っても、実際に駐車以外のスペースに利用することは難しいため、駐車していない時の主に視覚的な印象を良くする工夫が中心となります。
オープンガレージで最悪なのが、スペースの床全面をコンクリートで覆ってしまうことで、駐車していない時の無味乾燥なイメージは、決して良い印象ではありません。
ですから、轍部分以外は芝や竜のヒゲなどの植栽で庭の延長感を表現したり、自然素材のカラー玉砂利などを敷くとアプローチとの繋がりがよくなり、視覚的な拡がりが出てきます。
また、ビルトインガレージでは、色付けしたスタンプコンクリートやタイルあるいは石などで仕上げると、おしゃれになり、アプローチと同じ仕様で連続性を持たせるなどの工夫をすれば、屋外との一体感がでて拡がりを感じます。
なお、ビルトインガレージでも、窓やシャッター部分などから採光を取り入れ、閉塞感のないスペースとするようにしましょう。
ビルトインガレージで問題となりやすいものとしては、シャッターの開閉が面倒、ガレージと住居内への出入り口との動線、排気ガス、などがあり、これらがリフォームでの主な改善対象になると思います。
車の出し入れを改善する方法としては、電動シャッターとリモコンの組合せが定番で、雨の日などは特にありがたいもので、合わせて排ガスセンサー付きの換気扇、人感センサー付きの照明器具があればパーフェクトです。
なお、ガレージ内から直接住居内に出入りできるドアを付けられれば、上記同様に雨の日に便利なだけでなく、動線も合理的になります。
また、住居内からガレージ内に出入りできるようになると、駐車していない時に屋外作業スペースとしても活用しやすくなります。
そのためには、ガレージ床を庭の延長線上で計画し、合わせて採光も取り入れた仕様とすれば、雨の日の子供の遊び場に利用することもできます。
いずれにしても、ビルトインガレージを使いやすく、そして単に車の収納庫としてだけの活用だけではなく、積極的な生活空間として活用できるようなリフォームがお勧めです。
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