リフォームで標準的な部屋をピアノ室に変更するために必要なものは、防音・遮音が中心ですが、既存の床下地の状況によっては重量増に対応した床補強も必要になります。
ピアノ室の壁の防音・遮音には、室内側に防音材(断熱材でも可)を入れ、室外側に遮音マットを入れますが、防音材の吸音波数や遮音マットの減衰性能などを適切に選ぶためには、専門的な知識が必要となります。
なお、上記以外では防音ドアや内窓の追加なども必要で、ピアノ室の防音・遮音では全体的な計画が必要になります。
ピアノの重量は、アップライトで250kg前後、グランドピアノで350kg前後になり、全体重量としては極端に大きいものではありませんが、狭い脚面積に集中する重量は、60kg〜120kgほどになります。
従って、標準的な床仕様では沈下やタワミが発生する恐れがあるため、根太ピッチを小さくすることや下地板を厚くするなどの補強が必要となります。
リフォームをする特にピアノ移動が必要な時もありますが、単に室内移動や別室移動のものと車での運搬を伴うもの、そしてアップライトピアノとグランドピアノとの違いで、それぞれに対応が異なります。
アップライトピアノ(250kg前後)で、室内あるいは別室への移動であれば、リフォーム契約時に移動手間を含んだ契約をすればいいと思います。
しかし、グランドピアノでは、その重量(350kg前後)や扱いの難しさから、例え壁から少し離すような場合でも専門の業者に依頼するべきでしょう。
リフォームの規模が全室に渡り、一時的に他の場所に預ける場合には専門業者に依頼するべきで、近距離であればアップライトピアノで2万円前後、グランドピアノで3万円前後が標準的なものです。
ピアノの脚はその上からの重量には耐えられるようになっていますが、横から押して転がすような力には弱く、力まかせに押すと折れることもあるため注意が必要です。
なお、ピアノの脚に付いている車で転がした場合、ほぼ間違いなく床に転がした凹跡が残り、フロアの貼り替えにまでなることがありますので注意してください。
通常の住宅街で、夜間に室内で感じる音の基準値は40dbほどと言われており、望ましい音は35db(柱時計のカチカチ音)以下とされていますのでリフォームで防音する時の参考になります。
ピアノの音は85db前後ですから、リフォームで気にならない音にまで下げるには、遮音性能としては45db〜50dbほどの性能が必要となります。
一方、ピアノ室には、余分な音を吸音(通過)しつつ外部に音が漏れるのを防ぐ(遮音・減衰)ことが必要ですから、これらのバランスが重要となります。
例えば、吸音だけであれば音の厚みがなくなり単調な音になるのに対して、遮音だけの部屋では反響音で濁った音でうるさいだけのものになってしまいます。
従って、ピアノの防音には、吸音と遮音のバランスが重要で室内側に吸音材を、室外側に遮音材を入れるのが一般的です。
なお、ピアノ室の防音には窓やドアも重要な要素で、窓には防音サッシあるいは内窓の追加、そして出入り口には防音ドアへの交換が必要になります。
注文住宅の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- リフォームの見積り金額の内訳と相場
- エコリフォームと良質な中古住宅の購入における補助金
- リフォームした時は確定申告を忘れずに行うこと
- リフォームデザインする時の参考と注意点
- 壁のリフレッシュリフォームをDIYでチャレンジ
- 助成金がもらえる介護リフォームってどんなリフォーム?
- 融資を受けるには?介護リフォームを安全で安く施工したい
- どんな業者なら介護のリフォームを任せられるのか
- 介護のリフォーム事例を見て勉強してみよう!
- 車椅子の要介護者のためにリフォームをするなら気を付けたい点
- 要介護者の寝室は1階になるようリフォームしよう
- お風呂の介護リフォームにはこんなにも工夫がたくさんある
- 階段の昇り降りを楽にするための介護リフォーム
- 「介護」のリフォームに詳しい会社選びが大切
- 介護リフォームは医療費控除に含まれない?
- 10年先を見据えたパナソニックの介護リフォーム
- 介護リフォームをするのに特別な資格は必要?
- マンションでも介護リフォームはできるのか
- リフォームし、エレベーターを介護のためにつけると数百万円
- 自宅で介護をするならリフォームをしておこう!
- DIYでリフォームを行う時の注意と準備
- 室内ドアのリフォームと注意点
- リフォーム時に必要な税金と税金控除
- リフォームの増築が10m2を超える時は注意が必要
- リフォームのローン控除は年末調整か確定申告で受けられる
- リフォームをローンで計画する時に知っておくこと
- リフォームで和室を和風モダンや洋風に変更する時のポイント
- リフォームで床の色を変更する際の注意点は?
- 本格的なリフォームでは事前の住宅診断費も予算に組んでおこう
- マンションのリフォーム予算が500万円ならどこまで出来る?
- リフォーム予算が1000万円なら何でもできる
- 2階のリフォームでは搬出・搬入経路と養生に注意
- 床のリフォームをするなら断熱や吸音・防音も忘れずに
- 無料リフォームってどうなってるの?
- 窓のリフォームはカバー工法がお勧め!窓枠と窓サイズ変更は可能?
- リフォームの見積り項目と平米単価
- リフォームのポイントは耐久性能と省エネ性能
- ペット好きに勧められるリフォームって?
- 室内リフォームにペンキを利用してイメージチェンジ
- リフォームでシングルガラスからペアガラスにする方法
- リフォームのプランはキーワードやコンセプトを明確に
- リフォーム会社の分類と特長
- 防音リフォームの前に遮音と吸音の性質を知っておこう
- 屋根を定期的に塗装リフォームすることの重要性
- リフォーム業者は大手と地域業者のどちらを選ぶか
- リフォームサイトの何を参考にすればいいか
- 店舗と住宅のリフォームは基本が違う
- リフォームで塗り壁を勧める理由
- 水回りのリフォームはまとめて行うのがお得
- リフォームはある程度まとめて行う方がお値段がお得になる
- リフォーム目的に合わせた会社選び
- マンションのリフォーム相場を検討してみる
- リフォームの請負契約書は必要か
- ホームセンターでリフォームのヒントやアイディアをつかもう
- どのようなリフォームでも保証は付くか?
- リフォーム価格に含まれるマージンと経費
- リフォームの相談はどこにすればいいか。
- リフォームで収納を見直してみる
- リフォームでクローゼットを造る時のサイズについて
- リフォームで部屋の間仕切りを撤去する時の注意
- 外壁を塗装リフォームする時は目地シーリングとセットで行うこと
- リフォームで外壁サイディングを選ぶ時の注意
- リフォーム業者と下請け業者
- リフォームの業者選びでランキングは参考になるか
- リフォームに必要な工事期間
- 建築確認申請が必要な10m2を超える増築リフォーム
- リフォームの見積もりで確認しておくこと
- リフォームで坪単価表示の意味
- 戸建て住宅のメンテナンスとリフォームの関係
- リフォームで起きやすい追加費用トラブル
- ショールームのイメージをリフォームで再現するのは難しい
- リフォームで失敗しやすいこと
- 中古住宅の耐震性をリフォームで向上させるために必要なこと
- 風呂のリフォームは構造材や断熱材を見るチャンス
- リフォームのアイディアは家具や雑貨小物からでも得られる
- リフォームの進め方で注意すること
- リフォームとは、そしてリノベーションとは
- リフォームのやり方で変わるコストパフォーマンス
- リフォーム工事中の疑問をクレームにしないために
- 複合ビルをリフォームする場合に建築確認申請が必要な例
- 自分で行うリフォームは楽しみながら
- リフォームで出窓を新設する時の注意点
- リフォームで新築同様とするために有効なこと
- リフォームでミニキッチンを2階に増設
- リフォーム時にニッチ棚の採用でおしゃれな壁を作る
- 階段のリフォームは安全が最優先
- リフォームにおける助成金とは?
- リフォームでサンルームを造る時にひと工夫
- リフォームする前に知っておきたい基礎知識
- リフォームで基礎補強する前には耐震診断が必要
- ハウスメーカーの住宅をリフォームする場合
- リフォームでの多機能クロスの活用について
- リフォームに必要な諸費用
- リフォームの見積比較で必要なこと
- 台所のリフォームで考えておくこと
- リフォーム設計は住宅の長期利用を前提に考えよう
- リフォームで二世帯住宅とする時に必要なもの
- リフォームで余った材料の活かし方
- リフォーム料金は既存部分の状況で大きく変わる
- リフォームとリノベーションの費用とコストパフォーマンス
- リフォームの口コミは信用できるか
- 外観のリフォームで家全体をイメージチェンジする方法
- 激安リフォームは本当にお得?無金利・無担保ローンも徹底検証
- 内装リフォームなら、クロス壁に塗装するリフォーム方法がお手軽
- リフォームするならハウスクリーニングも?ゴミとペット臭の解決法
- リフォーム成功のノウハウは、建材選びと柱の交換にあった?
- リフォームの悩みはメリットとデメリットを検討して無料相談へ!
- リフォームで間取り変更する際の注意点
- 浴室のリフォームは洗面・脱衣所とセットで!おすすめのバスタブは?
- リフォームで扉を替えたい!引き戸にする際の注意点
- リフォームにおけるフラット35の利用は住宅の取得が条件
- リフォームで減税を受けるには?