リフォーム ローン

MENU
はてなブックマーク Facebook Lineで送る
リフォームをローンで計画する時に知っておくこと

リフォームでローンを利用する場合、リフォームが住宅の取得に伴うものか、またはローンの償還期間を何年とするかで、節税(減税)の方法が異なりますので事前に十分に把握しておきましょう。

 

まず、リフォームが住宅の取得によるもので、償還期間が10年以上の住宅ローンを利用する場合、年末のローン残高の1%が所得税から控除され、年間の控除額限度を40万円として10年間適用されます。

 

次に、償還期間5年以上のリフォームローンでは、年末のローン残高の2%が所得税から控除され、5年間の適用で、総控除額の限度を25万円(耐震改修を含む場合は62.5万円)とされています。

 

最後に、償還期間が5年未満の場合は、投資型減税と同じ扱いとなり、リフォーム費用の10%が所得税から減額され、一度切りの適用となります。

 

なお、上記のいずれの場合も、減税(還付)は年末調整あるいは確定申告での手続きが必要となります。

 

リフォームで利用できるローン減税

リフォームを行った場合に受けられるローン減税には、リフォーム減税があり、リフォームが住宅の取得に伴う場合には、住宅ローン減税があります。

 

ただし、ローン減税には、ローンの償還期間やリフォームの工事内容による分類などがあるため、事前の確認が必要です。

 

リフォーム減税の適用条件は、償還期間が5年以上であること、そして適用工事を同居対応改修、バリアフリー改修、省エネ改修を基本として、これらのいずれかと合わせて行う、耐震改修あるいはその他増改築も対象としています。

 

住宅ローン減税は、償還期間が10年以上であることが前提ですが、対象工事としては上に挙げた全てを対象としています。

 

上記の各ローン減税は、年末調整や確定申告で還付され、それぞれに上限額はありますが、およそリフォーム工事費あるいは取得費用の10%ほどとなります。

 

「ろうきん」のリフォームローンの特長と使える人

リフォームを「ろうきん(労働金庫協会)」のローンで計画しようとしている人は、何点かの注意点を知っておきましょう。

 

「ろうきん」とは、労働組合や生活共同組合、その他の労働者の出資によって組織・運営されているもので、これらの団体に加入している労働者やその他の出資している労働者であればサービスを受けることができるものです。

 

ただし、「ろうきん」は各地域ごとに運営されているため、提供しているサービスも若干異なり、組合種別などにより金利も異なりますので注意が必要です。

 

また、金利は一般的な銀行に比べて高めの設定で、労働組合員がもっとも低く、生活共同組合員、その他の労働者の順に金利が高くなっています。

 

なお、「ろうきん」のリフォームローンでは無担保を基本としているようで、登記費用や担保手数料などが不要となりますが、労働組合員以外の人が「ろうきん」を利用するメリットは感じられません。

 

リフォームのローンは地方銀行がお勧め

住宅ローンには、銀行独自に商品化したものや、住宅金融支援機構と銀行が提携しているフラット35がありますが、リフォームだけのローンは住宅金融支援機構では提供していないため、銀行が商品化しているサービスの中から選ぶこととなります。

 

最近はネットで簡単に金利比較ができるようになっていますが、変動や固定の種別だけでなく、それぞれにおいても金利差が大きく、よほど熱心に情報収集や分析をしないと判断できないのが実情でしょう。

 

なお、都市銀行・地方銀行ともに、リフォームローンの借入額上限は1000万円前後が多く、これが住宅の取得を伴わないリフォーム費用の平均なのかもしれません。

 

また、全般に言えるのは、全国展開の都市銀行のリフォームローンの金利は高めで償還期間も短めになっており、あまり積極的には扱いたくないものなのかもしれません。

 

一方、地方銀行や信金などでは、金利は低めで償還期間も15年や20年としているものがあり、利用しやすいと思います。

 

リフォームローンの審査が甘いなんてあるの?

住宅の購入やリフォーム関するローンを扱っている金融機関には、都市銀行、地方銀行、信金・信組、ろうきんなどの団体系、そして信販・クレジット系があります。

 

これらの中で、どの金融機関の審査が甘い、などどは一概に言えず、甘いと言われた機関は心外だと反論するかもしれませんね。

 

どの金融機関もルーズな貸し出しでは、企業の存続にも係るため、最低限の個人信用調査は行っており、クレジット支払いの遅延や消費者金融を利用している場合は審査に通りません。

 

一方、ビジネスで貸し出しを行っている以上、中小金融機関は大手金融機関に対抗するために、何らかの緩和を行わざるを得ないのも実情でしょう。

 

この緩和の内容には、必要書類を少なくすることや年収条件などがありますが、ほぼ同じ条件でも経済情勢が変われば審査に通る人と通らない人があり、明確な線引をユーザー側で知ることには限界があります。

 

従って、金融機関の規模が大きいほど審査が厳しく、小さくなるにつれて緩く、また借入れ額が大きいほど厳しく少額になるにつれて緩くなる、と言うごく当たり前の結論となります。

はてなブックマーク Facebook Lineで送る

注文住宅の総合情報

スポンサーリンク


同じカテゴリの記事

リフォームの見積り金額の内訳と相場
エコリフォームと良質な中古住宅の購入における補助金
リフォームした時は確定申告を忘れずに行うこと
リフォームデザインする時の参考と注意点
壁のリフレッシュリフォームをDIYでチャレンジ
助成金がもらえる介護リフォームってどんなリフォーム?
融資を受けるには?介護リフォームを安全で安く施工したい
どんな業者なら介護のリフォームを任せられるのか
介護のリフォーム事例を見て勉強してみよう!
車椅子の要介護者のためにリフォームをするなら気を付けたい点
要介護者の寝室は1階になるようリフォームしよう
お風呂の介護リフォームにはこんなにも工夫がたくさんある
階段の昇り降りを楽にするための介護リフォーム
「介護」のリフォームに詳しい会社選びが大切
介護リフォームは医療費控除に含まれない?
10年先を見据えたパナソニックの介護リフォーム
介護リフォームをするのに特別な資格は必要?
マンションでも介護リフォームはできるのか
リフォームし、エレベーターを介護のためにつけると数百万円
自宅で介護をするならリフォームをしておこう!
DIYでリフォームを行う時の注意と準備
室内ドアのリフォームと注意点
リフォーム時に必要な税金と税金控除
リフォームの増築が10m2を超える時は注意が必要
リフォームのローン控除は年末調整か確定申告で受けられる
リフォームで和室を和風モダンや洋風に変更する時のポイント
リフォームで床の色を変更する際の注意点は?
本格的なリフォームでは事前の住宅診断費も予算に組んでおこう
マンションのリフォーム予算が500万円ならどこまで出来る?
リフォーム予算が1000万円なら何でもできる
2階のリフォームでは搬出・搬入経路と養生に注意
床のリフォームをするなら断熱や吸音・防音も忘れずに
無料リフォームってどうなってるの?
窓のリフォームはカバー工法がお勧め!窓枠と窓サイズ変更は可能?
リフォームの見積り項目と平米単価
リフォームのポイントは耐久性能と省エネ性能
ペット好きに勧められるリフォームって?
室内リフォームにペンキを利用してイメージチェンジ
リフォームでシングルガラスからペアガラスにする方法
リフォームのプランはキーワードやコンセプトを明確に
リフォーム会社の分類と特長
防音リフォームの前に遮音と吸音の性質を知っておこう
屋根を定期的に塗装リフォームすることの重要性
リフォーム業者は大手と地域業者のどちらを選ぶか
リフォームサイトの何を参考にすればいいか
店舗と住宅のリフォームは基本が違う
リフォームで塗り壁を勧める理由
水回りのリフォームはまとめて行うのがお得
リフォームはある程度まとめて行う方がお値段がお得になる
リフォーム目的に合わせた会社選び
マンションのリフォーム相場を検討してみる
リフォームの請負契約書は必要か
リフォームでピアノ室を造るために必要なもの
ホームセンターでリフォームのヒントやアイディアをつかもう
どのようなリフォームでも保証は付くか?
リフォーム価格に含まれるマージンと経費
リフォームの相談はどこにすればいいか。
リフォームで収納を見直してみる
リフォームでクローゼットを造る時のサイズについて
リフォームで部屋の間仕切りを撤去する時の注意
外壁を塗装リフォームする時は目地シーリングとセットで行うこと
リフォームで外壁サイディングを選ぶ時の注意
リフォーム業者と下請け業者
リフォームの業者選びでランキングは参考になるか
リフォームに必要な工事期間
建築確認申請が必要な10m2を超える増築リフォーム
リフォームの見積もりで確認しておくこと
リフォームで坪単価表示の意味
戸建て住宅のメンテナンスとリフォームの関係
リフォームで起きやすい追加費用トラブル
ショールームのイメージをリフォームで再現するのは難しい
リフォームで失敗しやすいこと
中古住宅の耐震性をリフォームで向上させるために必要なこと
風呂のリフォームは構造材や断熱材を見るチャンス
リフォームのアイディアは家具や雑貨小物からでも得られる
リフォームの進め方で注意すること
リフォームとは、そしてリノベーションとは
リフォームのやり方で変わるコストパフォーマンス
リフォーム工事中の疑問をクレームにしないために
複合ビルをリフォームする場合に建築確認申請が必要な例
自分で行うリフォームは楽しみながら
リフォームで出窓を新設する時の注意点
リフォームで新築同様とするために有効なこと
リフォームでミニキッチンを2階に増設
リフォーム時にニッチ棚の採用でおしゃれな壁を作る
階段のリフォームは安全が最優先
リフォームにおける助成金とは?
リフォームでサンルームを造る時にひと工夫
リフォームする前に知っておきたい基礎知識
リフォームで基礎補強する前には耐震診断が必要
ハウスメーカーの住宅をリフォームする場合
リフォームでの多機能クロスの活用について
リフォームに必要な諸費用
リフォームの見積比較で必要なこと
台所のリフォームで考えておくこと
リフォーム設計は住宅の長期利用を前提に考えよう
リフォームで二世帯住宅とする時に必要なもの
リフォームで余った材料の活かし方
リフォーム料金は既存部分の状況で大きく変わる
リフォームとリノベーションの費用とコストパフォーマンス
リフォームの口コミは信用できるか
外観のリフォームで家全体をイメージチェンジする方法
激安リフォームは本当にお得?無金利・無担保ローンも徹底検証
内装リフォームなら、クロス壁に塗装するリフォーム方法がお手軽
リフォームするならハウスクリーニングも?ゴミとペット臭の解決法
リフォーム成功のノウハウは、建材選びと柱の交換にあった?
リフォームの悩みはメリットとデメリットを検討して無料相談へ!
リフォームで間取り変更する際の注意点
浴室のリフォームは洗面・脱衣所とセットで!おすすめのバスタブは?
リフォームで扉を替えたい!引き戸にする際の注意点
リフォームにおけるフラット35の利用は住宅の取得が条件
リフォームで減税を受けるには?