リフォーム 出窓

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新しく窓を作る時に気をつけたいこと

リフォームで出窓を新設する場合、出来るだけ外壁に影響を与えないために、既存窓の開口サイズをそのまま利用するケースが多いと思いますが、外観・室内ともにいくつか注意しておく点があります。

 

一般的に窓サッシ上端の取付け高さ(内法高さ)は、視覚的な統一感を出すために他の開口部と揃えられており、古い住宅では1.8m、最近のものでは2.0mほどとなっています。

 

従って、窓の開口高さが90cmであれば腰壁部分の高さは、内法高さ1.8mで90cm、内法高さ2.0mでは110cmとなります。

 

また、出窓の奥行きは一般的に30cm〜40cmほどですから、腰壁の高さが110cmの場合ではサッシ先端までは140cm〜150cmほど、クレセント位置まではさらに遠くなり、窓の開閉や拭き掃除に苦労しますので高さには注意です。

 

室内側の注意点としてはカーテンがあり、オシャレなレースカーテンがいいと思いますが、陽射しを遮るには不十分ですから、遮熱と紫外線を軽減するLow-Eガラスとし、できれば複層ガラスとすることを勧めます。

 

間違っても、陽射し防止用との2重カーテンにし、折角の出窓が重苦しい印象になることだけは避けましょう。

 

二重窓にすると得することって?

リフォームで二重窓とすることのメリットには、結露防止(断熱効果)、防音があり、それらに苦労している時には、既存部分の改修や修復無しで取付けられますので便利な方法だと思います。

 

二重窓とは既存サッシの内側に取付けるもので、既存のマド枠(額縁)を利用しますので既存サッシのサイズよりは縦横共に若干小さくなります。

 

また、二重窓にすると当然ながら窓の開閉は二度手間になりますが、冒頭に挙げた結露防止や防音の対応方法としては軽微な工事で比較的ローコストでできるため、コストパフォーマンスの高いものだと思います。

 

なお、ガラスにLow-E(遮熱)ガラスを使用すれば、西日対策や紫外線による日焼け対策にもなりますのでお勧めです。

 

さらに、余裕があればペアガラスと言う選択もありますが、二重窓とすることである程度はその効果が出ますので敢えて選択する必要は無いように思います。

 

リフォームでサッシュ機能の改善を行う方法

耐久性の高いアルミサッシも数十年すると、レール部分の摩耗やシール部分の劣化でリフォーム対象としなければならなくなります。

 

しかし、サッシの本体は柱などの壁内部に取り付いているため、既存サッシの取替えには高いコストが掛かり、その対策として幾つかの代替え策が用意されています。

 

代替え策の筆頭に上げられるのがカバー工法で、既存サッシ枠の上に新しいサッシ枠を取付けるもので、外壁を壊すことなく取付けられますが、開口サイズが縦横共に、数センチずつ小さくなります。

 

次に、既存サッシの室内側に新しいサッシを取付け二重窓とするもので、カバー工法同様に比較的簡単な工事ですが、外部側の既存サッシの基本性能がまだ維持できている場合に適用できるものです。

 

以上の外に、サッシ障子だけの交換やペアガラス化などの方法もありますが、これらは既存サッシに必要な基本性能がある場合ですから、冒頭に挙げたようなサッシ本体に劣化が見られる場合はカバー工法が最適だと思います。

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