経年劣化を原因としてリフォームを漠然と計画し、単にリフレッシュするだけでは大きな満足は得られませんが、何らかのアイディアがあれば、それを中心にして具体的な計画を立てることができます。
例えば、家具や雑貨を扱うショップで気に入ったアンティーク調の壁掛け鏡を見つけた場合、それを洗面カウンター上部のユニット鏡の代わりに使えば、個性的な洗面所とすることができるでしょう。
あるいは、気に入ったオーナメント(装飾品)を見つけた場合は、それが映える壁とすることでリフォーム計画を具体的に進めることもできます。
同様のことは、気に入った家具や照明器具にも言え、それらをリフォームイメージの中心に置くことで、日常で何気なく過ごしていた住空間を質の高い快適な空間とすることも出来ます。
折角のリフォームですから、単なるリフレッシュだけで終わらせず、少しばかりの費用とアイディアで、生活が楽しくなる空間にすることを勧めます。
経年劣化によるリフォームでは原状回復がメインとなりますが、折角のリフォームですからお気に入りのインテリアが映えるような計画をしてみてはいかがでしょうか。
最近の住宅では、壁面収納やウォークインクローゼットのように造り付けが多く、家具ではソファー、オーディオラック、ダイニングテーブルなどが、インテリアの中心となっています。
新築当初は、外観や間取りに多くのエネルギーや時間を費やし家具は二の次になりがちですが、折角のリフォームの際には空間の質を上げる家具の選択、あるいは家具を引き立たせるコーディネートにエネルギーを掛けてみては如何でしょうか。
インテリアの要素としては上記の家具類の他に、照明器具、絵画、オーナメント(装飾品)などがあり、観葉植物などもインテリアに含めていいでしょう。
リフォームは住宅の基本性能の維持や回復が中心で、日常生活の中では実感しにくいものですが、インテリアは空間の質を視覚的に表現し、日常生活に密接したものですから疎かにするべきではないと思います。
住宅雑誌やインテリア雑誌などのおしゃれな写真を見れば、つい憧れて次のリフォームの時には・・・と考えてしまいますが、それらのおしゃれな写真の寄せ集めでは、納得のいくリフォームになりません。
例えば、洗面カウンターに手洗い鉢をポンと置いたような洗面台が、デザイナーズ物件などで見かけますが、果たしてその使い勝手は良いのでしょうか。
手洗い鉢から跳ねた水の拭き取りを考えれば、小さな子供がいる家庭では難しいでしょうし、手洗い鉢を適切な高さにすることで、カウンター部分を低くしなければならず、安易におしゃれだけで選ぶと使いにくい洗面台となってしまいます。
あるいは、リビングの一面を板張りや石・タイル貼りにして雰囲気のある空間としているものがありますが、それだけでおしゃれになるのではなく、それに適した家具や装飾品の役割が大きく貢献しています。
つまり、おしゃれなツールや方法は色々ありますが、それらの利便性やメンテナンス性を考慮する、あるいは選んだ仕上げにマッチする家具などのインテリアも含めて、イメージしてみることが必要だと思います。
注文住宅の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- リフォームの見積り金額の内訳と相場
- エコリフォームと良質な中古住宅の購入における補助金
- リフォームした時は確定申告を忘れずに行うこと
- リフォームデザインする時の参考と注意点
- 壁のリフレッシュリフォームをDIYでチャレンジ
- 助成金がもらえる介護リフォームってどんなリフォーム?
- 融資を受けるには?介護リフォームを安全で安く施工したい
- どんな業者なら介護のリフォームを任せられるのか
- 介護のリフォーム事例を見て勉強してみよう!
- 車椅子の要介護者のためにリフォームをするなら気を付けたい点
- 要介護者の寝室は1階になるようリフォームしよう
- お風呂の介護リフォームにはこんなにも工夫がたくさんある
- 階段の昇り降りを楽にするための介護リフォーム
- 「介護」のリフォームに詳しい会社選びが大切
- 介護リフォームは医療費控除に含まれない?
- 10年先を見据えたパナソニックの介護リフォーム
- 介護リフォームをするのに特別な資格は必要?
- マンションでも介護リフォームはできるのか
- リフォームし、エレベーターを介護のためにつけると数百万円
- 自宅で介護をするならリフォームをしておこう!
- DIYでリフォームを行う時の注意と準備
- 室内ドアのリフォームと注意点
- リフォーム時に必要な税金と税金控除
- リフォームの増築が10m2を超える時は注意が必要
- リフォームのローン控除は年末調整か確定申告で受けられる
- リフォームをローンで計画する時に知っておくこと
- リフォームで和室を和風モダンや洋風に変更する時のポイント
- リフォームで床の色を変更する際の注意点は?
- 本格的なリフォームでは事前の住宅診断費も予算に組んでおこう
- マンションのリフォーム予算が500万円ならどこまで出来る?
- リフォーム予算が1000万円なら何でもできる
- 2階のリフォームでは搬出・搬入経路と養生に注意
- 床のリフォームをするなら断熱や吸音・防音も忘れずに
- 無料リフォームってどうなってるの?
- 窓のリフォームはカバー工法がお勧め!窓枠と窓サイズ変更は可能?
- リフォームの見積り項目と平米単価
- リフォームのポイントは耐久性能と省エネ性能
- ペット好きに勧められるリフォームって?
- 室内リフォームにペンキを利用してイメージチェンジ
- リフォームでシングルガラスからペアガラスにする方法
- リフォームのプランはキーワードやコンセプトを明確に
- リフォーム会社の分類と特長
- 防音リフォームの前に遮音と吸音の性質を知っておこう
- 屋根を定期的に塗装リフォームすることの重要性
- リフォーム業者は大手と地域業者のどちらを選ぶか
- リフォームサイトの何を参考にすればいいか
- 店舗と住宅のリフォームは基本が違う
- リフォームで塗り壁を勧める理由
- 水回りのリフォームはまとめて行うのがお得
- リフォームはある程度まとめて行う方がお値段がお得になる
- リフォーム目的に合わせた会社選び
- マンションのリフォーム相場を検討してみる
- リフォームの請負契約書は必要か
- リフォームでピアノ室を造るために必要なもの
- ホームセンターでリフォームのヒントやアイディアをつかもう
- どのようなリフォームでも保証は付くか?
- リフォーム価格に含まれるマージンと経費
- リフォームの相談はどこにすればいいか。
- リフォームで収納を見直してみる
- リフォームでクローゼットを造る時のサイズについて
- リフォームで部屋の間仕切りを撤去する時の注意
- 外壁を塗装リフォームする時は目地シーリングとセットで行うこと
- リフォームで外壁サイディングを選ぶ時の注意
- リフォーム業者と下請け業者
- リフォームの業者選びでランキングは参考になるか
- リフォームに必要な工事期間
- 建築確認申請が必要な10m2を超える増築リフォーム
- リフォームの見積もりで確認しておくこと
- リフォームで坪単価表示の意味
- 戸建て住宅のメンテナンスとリフォームの関係
- リフォームで起きやすい追加費用トラブル
- ショールームのイメージをリフォームで再現するのは難しい
- リフォームで失敗しやすいこと
- 中古住宅の耐震性をリフォームで向上させるために必要なこと
- 風呂のリフォームは構造材や断熱材を見るチャンス
- リフォームの進め方で注意すること
- リフォームとは、そしてリノベーションとは
- リフォームのやり方で変わるコストパフォーマンス
- リフォーム工事中の疑問をクレームにしないために
- 複合ビルをリフォームする場合に建築確認申請が必要な例
- 自分で行うリフォームは楽しみながら
- リフォームで出窓を新設する時の注意点
- リフォームで新築同様とするために有効なこと
- リフォームでミニキッチンを2階に増設
- リフォーム時にニッチ棚の採用でおしゃれな壁を作る
- 階段のリフォームは安全が最優先
- リフォームにおける助成金とは?
- リフォームでサンルームを造る時にひと工夫
- リフォームする前に知っておきたい基礎知識
- リフォームで基礎補強する前には耐震診断が必要
- ハウスメーカーの住宅をリフォームする場合
- リフォームでの多機能クロスの活用について
- リフォームに必要な諸費用
- リフォームの見積比較で必要なこと
- 台所のリフォームで考えておくこと
- リフォーム設計は住宅の長期利用を前提に考えよう
- リフォームで二世帯住宅とする時に必要なもの
- リフォームで余った材料の活かし方
- リフォーム料金は既存部分の状況で大きく変わる
- リフォームとリノベーションの費用とコストパフォーマンス
- リフォームの口コミは信用できるか
- 外観のリフォームで家全体をイメージチェンジする方法
- 激安リフォームは本当にお得?無金利・無担保ローンも徹底検証
- 内装リフォームなら、クロス壁に塗装するリフォーム方法がお手軽
- リフォームするならハウスクリーニングも?ゴミとペット臭の解決法
- リフォーム成功のノウハウは、建材選びと柱の交換にあった?
- リフォームの悩みはメリットとデメリットを検討して無料相談へ!
- リフォームで間取り変更する際の注意点
- 浴室のリフォームは洗面・脱衣所とセットで!おすすめのバスタブは?
- リフォームで扉を替えたい!引き戸にする際の注意点
- リフォームにおけるフラット35の利用は住宅の取得が条件
- リフォームで減税を受けるには?