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リフォームでの多機能クロスの活用について

リフォームでは多くの場合、クロスの張替えがついてまわりますが、単にカラーコーディネートだけでなく、部屋の用途に応じたクロス性能にも配慮するようにしましょう。

 

クロスに求められる性能には、臭いの吸着、汚れの拭き取りやすさ、調湿機能、防カビなどがあり、これらの性能を複合的に保有しているものもあります。

 

臭いには、調理臭やペット臭などが代表的なものとしてありますが、これらが気になる場合は臭いの吸着性能のあるもがよく、吸着された臭いは、自然分解されますからクロスが臭うことを心配する必要はありません。

 

また、小さい子供がいる場合には汚れの拭き取りやすい性能を併せ持ったものがよく、それらが両立するクロスが見つからない場合は、壁に拭き取りやすいものを、そして天井には臭いを吸着するものを選ぶことで解決できます。

 

洗面・脱衣室やトイレでは防カビ性能が必要になりますが、クロス糊に含まれている標準的な防カビ剤だけでは不安な時は、施工時に別途防カビ剤を添加してもらうようにしましょう。

 

なお、これは気に入ったクロスに防カビ性能がない場合にも当てはまり、カビの発生が懸念される場合は防カビ剤の添加依頼をお勧めします。

 

リフォームで自然素材を選ぶ時の注意点

内装に使われる自然素材には、無垢材のフローリング、珪藻土あるいは漆喰の壁、布や紙のクロスなどがあり、年々改良や改善はされていますが、汚れに弱い共通点がありますので、リフォームで選択する際には注意と工夫が必要です。

 

内装に自然素材を使える部屋は限定されますが、それらでコーディネートされた部屋は非常に優しい色合いと雰囲気を醸し出し、独特の魅力的な空間となります。

 

床の無垢材フローリングをそのままで使用すると、こぼれた飲み物などのシミが取れなくなりますので、蜜蝋ワックスや植物油を使ったオイルステインなどの自然素材の良さを殺さない保護処理を忘れず依頼しておきましょう。

 

壁に自然素材を使う場合に気をつけなければならないのはキズや汚れで、その恐れが多い場合には腰壁部分と上部壁との仕様を変える方法もあります。

 

例えば、腰の高さに見切り材を入れて腰壁部分を板張りにする、あるいは張替えが容易なクロスとし、上部壁を自然素材とするなどの方法がありますから参考になるでしょう。

 

リフォームでタイルを上手に使う

タイルと聞くと、硬質の磁気タイルや粘土焼成品を思い浮かべますが、それ以外に樹脂系のものや繊維系のものなどもあり、一つ一つのサイズが数十cm角と小さいため、リフォームでは比較的扱いやすい材料です。

 

特に、床用には多種多様なものが用意されており、厚みも比較的薄いため、既存フローリングに上に貼ることも可能で、樹脂系のものでは木質調や石目調のもの、繊維系では織柄やパイル足長さなどのバリエーションも豊富に揃っています。

 

これらタイルのメリットとしては、施工が比較的容易で生活の中で出来たシミや汚れも部分的に取替えることが可能で、器用な人ならDIYで行えるかも知れません。

 

また、リフォームの範囲に入らないかも知れませんが、木質フローリングの上にカーペット代わりに部分的に敷き込むことも可能で、子供の遊び場コーナー、あるいはペットの滑り止め防止にも活用できます。

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