リフォーム ペアガラス

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リフォームで既存のサッシをペガラスに変更する方法には、カバー工法で新たにサッシを取付ける方法、サッシ障子だけを交換する方法、そしてペアガラス専用のアタッチメントを利用する方法、さらにはガラスのみを交換する方法もあります。

 

カバー工法は、既存サッシの枠を下地にして新たにサッシを取付けるもので、サッシ枠の結露まで防止するのであれば、より有効な断熱サッシの選択を勧めます。

 

サッシの障子の交換でペアガラスとするには、既存サッシが比較的新しく枠に問題がない場合ですが、既存サッシと同じメーカーとする必要があります。

 

ペアガラス専用のアタッチメントは、既存サッシのガラスが納まっている溝を利用するもので、コスト的には安価でできるものです。

 

最後のガラスのみをペアガラスに交換する方法は、既存のガラス溝（９mmほど）に納まるように開発されたものですが、既存サッシに問題がなく、防火などで網入りガラスとする必要がない場合などに限定されます。

 

なお、カバー工法とアタッチメントタイプの場合には、既存のサッシガラスよりも縦横共に数センチほど小さくなります。

 

リフォームで外壁の撤去を伴う場合を除いて、サッシをペガラスにする方法には、カバー工法、アルミ障子をペアガラス用に交換する方法、ガラスのみをペアガラスに変更する方法があります。

 

カバー工法は既存サッシ枠のみを残して新たにペアガラスサッシを取付ける方法で、サッシサイズによって異なりますが概ね16万〜18万／箇所ほどになります。

 

アルミ障子をペアガラス用に交換する場合には、サッシ枠そのものに問題がない、そして既存サッシと同じメーカーにすると言う前提がありますが、７万〜９万／箇所ほどです。

 

また、ガラスのみをペアガラスにする方法には、ペアガラスアタッチメントを利用する方法と極薄のペアガラスを利用する方法がありますが、６万〜７万／箇所ほどになります。

 

価格的には、ガラスのみを交換する方法が安く工事も簡単になりますが、既存のサッシ枠や障子に問題がないことが前提ですので、適用できるのは比較的新しい住宅の場合になると思います。

 

なお、ペアガラスにするとガラス面に結露は少なくなりますが、アルミ部分の結露は防げませんので、可能であればカバー工法でサッシを交換する際に断熱サッシを選択することを勧めます。

 

リフォームで窓ガラスをペアガラスにするなどの断熱改修を行うと、エコリフォームの補助金対象となり、3000円〜25000円／箇所の補助金が還元されます。

 

ただし、工事費用が５万円以上であること、リフォームの住宅が耐震性能を有していること、補助事業者が「住宅ストック循環支援事業補助金」制度に事業者登録していることが前提になります。

 

なお、この補助金は補助事業者（リフォーム業者や住宅検査業者など）の申請により国から補助金が交付され、リフォーム発注者（個人）に還元されるシステムとなっています。

 

このエコリフォームの補助金は、上で述べたように個人が直接申請できないことや対象工事が細分化されていることなどから、気付きにくいものですから忘れないようにしてください。

 

また、外部開口部に関するエコリフォームの補助金対象には、サッシの交換や内窓の追加も含まれていますので、参考にしてください。

 

リフォームでサッシガラスをペアガラスに交換する方法にはいくつかありますが、リフォームの程度や既存サッシの状態によって、その可否や適否が異なります。

 

外壁の撤去を伴うリフォームでペアガラスを計画している場合には、サッシそのものの交換が最適で、外壁の撤去がなく既存サッシが数十年前のものであれば内外の壁補修が不要なカバー工法が適しています。

 

また、既存サッシが比較的新しく問題がない場合は、サッシ障子の交換、アタッチメントを利用したペアガラス化、そして極薄のペアガラスの利用があります。

 

この中で、サッシ障子の交換は、アタッチメントや極薄のペアガラスが利用できない場合で、この場合はカバー工法で枠ともに新設する方が得策だと思います。

 

アタッチメントを利用したペアガラス化は比較的汎用性がありますが、極薄のペアガラスは既存のガラス溝が９mmほど必要なこと、そして防火網入りガラスとする必要がないなどの条件があります。

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