新築時には諸費用の話題が必ず出ますが、リフォームでの諸費用にはどのようなものがあるのでしょうか。
増築で延床面積が増え新たに登記する場合、あるいはリフォームローンで発生する諸費用は、新築時と同じものですから、ここでは省略します。
リフォームで発生する諸費用には、現場管理費、通信・交通費、業者によっては残材処分費なども含めている場合があり、補助金や建築確認申請などの手続きがある場合は、これらも諸費用として表示している場合があります。
本来はこれらを項目ごとに明示するべきなのでしょうが、各項目ごとの金額が小さかったり、そのための算出に手間が掛かるなどのために一式で表示されています。
一方、各項目を正確に算出して積み上げ方式にした場合、それらの合計額が一式明示の諸費用額より高くなる傾向もあるため、一概に悪いこととも言えません。
ただし、上に挙げた残材処分費や補助金申請あるいは建築確認申請に伴う費用は、業者が外注先に支払うケースが多いため、諸費用とは別に記載されるのが一般的で、それらの全てが一式明示されている時は担当者に確認するようにしましょう。
クッションフロアとは、塩ビ系で作られたシート状の床材で、厚みが2mm〜3.5mmほどの名前のとおりにクッション性があり、洗面・脱衣所やトイレなどの水回り室のリフォームで多用されています。
なお、現在のクッションフロアは、品質の向上、特にプリント技術の向上で、木目などの自然素材の風合を見た目では判らないほどに再現できるようになっており、リビング・ダイニングなどの床材にも採用されているケースが出てきています。
素材が塩ビ系ですので、一般的な汚れやシミに強く拭き取りも簡単ですが、テーブルの脚や重量物などの跡が付きやすく、柔らかい表面のため比較的キズも付きやすくなります。
また、テーブルの脚などにつけたゴム系の滑り止めの色が染み付くことがあるため、ゴム系製品には注意が必要です。
これらの欠点を認識した上で採用する分には、低コストで施工時間も短いため、床のリフォーム材としては十分に選択対象になると思います。
生活スタイルの基本が洋式になっても、その独特の味わいから畳に対する愛着は強く、リフォームにおいても工夫すれば畳を活かした洋風スタイルの和室にアレンジできると思います。
押入や床の間はTV・オーディオラック、あるいは収納や飾り棚とする方法がありますが、一般的な押入や床の間は奥行きがありすぎるため、余った畳との間は白木の前板(板畳)を張ると軽快な感じになります。
また、畳の縁は洋風に合いにくいため琉球畳のような縁なしとし、リビングに隣接している場合は、壁や天井のクロスは少し洋風っぽいクロスに変更しましょう。
さらに、リビングと和室との間の建具は撤去、もしくは障子などの圧迫感のないものにすると共に引き込み式にすることで、よりリビングと繋がりやすくなり、和室の利用頻度も上がると思います。
なお、床下を利用して掘りごたつ風にすると、イスに慣れた生活スタイルでも苦痛なく利用できるようになりますし、畳の床下を収納庫とすることも可能ですから、和室のリフォームではは色々と工夫出来る要素があると思います。
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